海外「泣けなかった」「頭から離れない」劇場版『チェンソーマン レゼ篇』を観た人たちの感想

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(最終更新日:2026年10月8日)

「映画を観たのに、まったく悲しくならなかった」――。劇場版『チェンソーマン レゼ篇』を観た人が海外掲示板Redditに投稿した、そんな率直な感想にさまざまな返信が寄せられました。

2026年9月19日にはAmazon Prime Videoで見放題独占配信が始まった本作。海外では「何日たっても頭から離れない」と語る人がいる一方、評判ほど感情を揺さぶられなかったという声もあります。

レゼとデンジの関係、迫力の戦闘シーン、そして切ない結末を、海外ファンはどう受け止めたのでしょうか。

※以下、劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の結末に関するネタバレを含みます。

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「泣けなかった」ことから始まった議論

藤本タツキの漫画を原作とする『チェンソーマン』は、悪魔の心臓を持つ少年デンジの戦いを描いた作品です。

2025年9月19日に日本で公開された劇場版『レゼ篇』では、テレビアニメ第1期の続きとして、デンジとカフェで働く謎の少女レゼとの出会いが描かれます。

2025年12月、Redditの『チェンソーマン』ファンコミュニティ「r/ChainsawMan」に、映画を観終えた人がこんな感想を投稿しました。

I finally watched the Reze arc! and…
by in ChainsawMan

ようやくレゼ篇を観たんだけど……。

何も感じなかった。まったく悲しくならなかったんだ。みんなの話を聞いて、もっとずっと悲しい映画だと思ってたのに。

自分の感情もデンジ並みに終わってるのかな?

— [deleted](投稿者名削除済み)

この投稿に対しては、悲しさの感じ方は人それぞれだという返信が寄せられています。

まあ、結末はかなり悲しいけど、映画自体はそこまで泣かせにくる作品じゃないからね……。

— u/what_that_thaaang_do

どうだろうな。何を悲しいと感じるかによるんじゃないかな。

俺は、残酷さと人間性を奪うような扱いを強いる世界の中で、それでも恋に落ちる二人の子どもを見るのが、個人的には胸を引き裂かれるほどつらいよ。

— u/FriendLee93

自分の場合は、泣ける映画というより、観終わったあとに「デンジのことをこんなに気の毒に思うなんて予想してなかった」と感じたかな。

— u/Pixel_Owl

涙が出たかどうかよりも、デンジとレゼが置かれた境遇そのものに悲しさを感じた人がいたようです。

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レゼとデンジの恋は、ただの悲恋だったのか

二人の関係については、レゼがデンジの上司・マキマに襲われる結末も含め、さらに踏み込んだ感想が寄せられています。

自分にとって悲しかったのは、レゼがマキマに襲われた場面そのものじゃない。

むしろ、悲惨な人生を送ってきた二人の若者が、愛について何か分かっているつもりでいたことなんだ。無邪気だったんだよ。

十代の若者が「一緒に逃げよう」なんて言っても、もちろん状況がそれを許さない。

二人とも愛情に飢えていたから、愛せるかもしれないと思える相手を見つけると、十代の若者らしく不器用な判断をしてしまった。

結局、二人とも悲しい境遇の十代だったんだ。レゼは自分と似た過去を持つ相手を見つけた。デンジは自分に愛情を向けてくれる相手を見つけた。二人とも、こういうことは初めてだったんだよ。

まあ、それでも泣くほど悲しくはなかった。でも、やっぱり悲劇的だった。

— u/Brillian_Naufal

ただし、レゼを単純に悲劇のヒロインとして扱うことには、異論もありました。

レゼには、街中を吹き飛ばしてデンジを操る以外にも、いくらでも選択肢があった。

二人が結ばれなかったのは状況のせいじゃなく、特にレゼ自身の選択のせいだと思う。ただの「愚かな十代の若者」だからといって、無差別に人を殺すわけじゃない。

二人は運命に引き裂かれた恋人同士というわけでもない。彼女が暴力を仕掛け、目的のためにデンジを操った。そして倒されてから、ようやく心変わりしたんだ。

もちろん、どう感じるかは自由だよ。でも俺には、二人が同じように無邪気だったとは到底思えない。

デンジが彼女の心に届いたのは、彼の子どものような純粋さと、愛のためなら何でもする姿勢があったからだ。

— u/Orangeyouawesome

こうした意見の違いは、レゼがデンジに抱いた気持ちをどう解釈するかにも関わってきます。

映画の前半では、学校やプール、夏祭りなど、二人が一緒に過ごす時間が丁寧に描かれます。

特にプールの場面については、こんな見方がありました。

プールのシーンが大好きだった。

二人ともその場面のほとんどの時間、裸だったのに、露骨に性的な感じも、お色気目当ての場面という感じもしなかった。

むしろ、二人の子どもが一緒に遊んで楽しんでいるように見えたんだ。

子どもの頃、二人ともできなかったことだよね。

— u/DragonPup

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「捕まっていたのはレゼのほうだった」クモとチョウの演出を考察する声

レゼの気持ちを読み解くうえで、注目されたのがクモとチョウの描写です。

劇中では、二人が一緒に過ごす場面に、クモの巣に捕らえられるチョウの姿が重ねられます。

この演出を、あるファンは次のように解釈していました。

この映画でもう一つ大好きだったのが、デンジとレゼが一緒に過ごすたびに、クモが巣でチョウを捕まえる場面が映ること。

最初はレゼがデンジを誘い込んでいることを表していると思うだろうけど、実際はまったく逆だったんだ。

二人の戦いの最後、デンジが鎖でレゼを巻きつけて海に落ちる場面を見ると、映画を通してデンジに引き寄せられていたのは、実はレゼのほうだったと分かる。

彼女はデンジに恋をしていたのに、そのときはまだ自分の気持ちを完全には理解できていなかったんだよ。

— u/OrganizationFun2937

これは視聴者による解釈ですが、同じようにレゼの心情の変化を読み取った感想は、ほかのスレッドにも寄せられていました。

また、映画ではレゼの細かな表情や仕草を評価する声も見られます。

映画のレゼ、信じられないくらいさらに可愛くなってた😭😭 声優さんの演技も素晴らしかった。学校でデンジに手をつないでもいいかって聞くところでは、こっちの心まで溶けそうになったよ。デンジが彼女に夢中になったのも本当によく分かる。

映画ではレゼの人物像も、二人の関係もかなり掘り下げられていた。細かい描写がたくさん追加されているんだ。

カフェでデンジからもらった花をコップに挿しているところ(最後に店主が枯れた花を片付けるところまで😭😭😭)、デンジが学校に行ったことがないと話したときにレゼが明らかに心配していたこと、祭りで一緒に逃げようと誘う前にためらう瞬間とかね。

レゼがデンジへの愛情を徐々に深めていく様子や、心の中で葛藤していたことが、映画でははっきり伝わってきた。

音楽も最高すぎて、レゼの顔が初めて映る場面ですら泣いちゃった😭😭 本当に最高の恋愛映画だったよ。ラストの場面もね💀💀 「JANE DOE」をずっとリピートしてる。

それに、映画のデンジってめちゃくちゃイケメンに描かれてない?💀💀 特にプールの場面。「うわ、こいつ本当に美少年じゃん」って思った(笑)。

— u/SweetestDreams

レゼ役を演じた上田麗奈の声の演技や、何気ない動きへの評価に加え、原作漫画との違いに注目するコメントもありました。

迫力の戦闘と音響。テレビ版の演出を好む声も

本作では、後半に入ると激しい戦闘が続きます。

映画の音楽はテレビアニメ版から引き続き牛尾憲輔が担当。主題歌には米津玄師の「IRIS OUT」、エンディングには米津玄師と宇多田ヒカルによる「JANE DOE」が使用されています。

映画館での鑑賞体験を語るコメントもありました。

アメリカの映画館チェーンAMCのドルビーシネマで観たんだけど、爆発の音で本当に座席が揺れたんだ。

まるで4D映画みたいな体験で、すごかったよ。

— u/jmastaock

※ドルビーシネマは、高画質・高音質の映像と音響を楽しめる特別な上映方式です。

また、映像表現については、テレビアニメ第1期との違いも話題になっています。

テレビ版は中山竜が監督を務め、劇場版では𠮷原達矢が監督を担当しました。

2026年1月、アニメ版のファンコミュニティ「r/csmanime」では、どちらの作画や演出が好みかを尋ねるスレッドが立てられています。

Do you prefer Season 1’s direction & animation style or the movie’s?
by u/sammyboi06 in csmanime

テレビ第1期は見た目が美しかったけど、映画は原作漫画の混沌とした雰囲気を完璧に捉えていたと思う。

— u/kickintheazz

そもそも自分が『チェンソーマン』にハマったきっかけは、テレビ第1期の映像の美しさだった。だから、そっちのほうが好きだな。

映画も本当に大好きだけど、テレビ第1期ほど独特なものは、もう見られない気がする。

— u/Chrisamelio

映画を高く評価しながらも、テレビ版ならではの映像表現を惜しむ人もいました。

さらに、映画そのものが期待に届かなかったという感想もありました。

『チェンソーマン』のテレビ第1期は大好きだけど、この映画はかなり過大評価されていると思う。

悪くはなかったし、10点満点で7.5点くらいかな。どうしてレビューしている人たちがみんな10点を付けているのか分からない。

そもそも映画にする必要があったのかな……。デートをして、そのあと1時間くらい戦っているだけだった。物語もほんの少ししか進んでいない。

— u/BolshevikBastard69

こうした感想を見ると、映画としての構成をどう評価するか、テレビアニメ第1期の演出をどれほど気に入っていたかによっても、印象が変わるようです。

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「3日たっても頭から離れない」何度も観たくなる理由

公開後には、映画を観てからもずっと作品について考えているという投稿がありました。

2025年10月、r/ChainsawManに立てられた「チェンソーマンの映画を観たばかりなのに、頭から離れない」というスレッドです。

I just watched chainsaw movie and I can’t get it out of my mind
by in ChainsawMan

投稿者は鑑賞から4時間たっても映画のことが頭から離れず、人生で初めて同じ作品をもう一度映画館で観ようと考えていると書いていました。

返信にも似たような感想が寄せられています。

うん、間違いなくいい映画だった。でも、やっぱり初めて観たときが一番楽しめる気はする。

ただ、この映画のテンポの良さは、今まで観た中でも最高だと思う。音楽も雰囲気も完璧だった。もっと観たい! これからもこのクオリティの作品を作り続けてほしいから、成功を祈ってるよ。

でも、君の言うことも分かる。3日たった今でも、頭から離れないんだ。とにかく完璧。

— u/Infamous_Process5558

それに対しては、2回目の鑑賞だからこそ気づけることもあるという返信がありました。

悪いけど、そこは意見が違うな。初めて観たときには見逃していた小さな描写や象徴表現が、どれほどたくさんあるか驚くと思うよ。

それに2回目なら、もうセリフの内容が分かっているから、字幕はときどき確認するだけで、画面に集中できる。

時間と余裕があるなら、ぜひもう一度観てみてほしい。後悔しないって約束するよ。自分も以前は君と同じ考えだったからね 😉

— u/Gearland

もちろん、何度も見返したくなる理由は、隠された演出を探すことだけではありません。

別のスレッドでは、デンジの仲間・パワーが現れるエンドロール後の短い場面を挙げる人もいました。

実際に涙が出たのは、エンドロール後のシーンだった。

レゼじゃなくてパワーが来たときのデンジが、あまりにも悲しそうでさ。

パワーがいつもの調子で騒いでも、デンジの気分がまったく変わらない。ただため息をついて、落ち込んだ目で彼女を見つめるだけ……。

くそっ😭

— u/AnnialAtion

迫力の戦闘や華やかな映像だけでなく、こうした静かな場面が記憶に残っている人もいるようです。

以上、劇場版『チェンソーマン レゼ篇』を観た海外ファンの反応でした。

泣いた人もいれば、泣くほどではなかったという人もいましたが、デンジとレゼの関係にはさまざまな受け止め方があるようですね。

あの結末を知ったうえでもう一度観ると、二人が何気なく過ごしていた時間も、また違って見えてくるかもしれません。

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