愛犬への恩返し!命を救われた男性がフェラーリを売却して犬の保護施設を作る

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自分を支えてくれた愛犬への恩返しとしてフェラーリを売り、現在は「譲渡が難しい」とされる犬たちを受け入れている日本人男性の姿が、海外掲示板のRedditで話題になっていました。

かつては事業を営み、フェラーリを所有していた齊藤洋孝さん。現在は静岡県焼津市で「わんずふりー」を運営し、噛みついたり唸ったりするなどの理由から譲渡が難しいとされる犬たちと暮らしています。

海外では「お金より犬を選んだ」という部分に注目する声が多く見られましたが、実際の活動を見ていくと、フェラーリを売ったこと以上に興味深いのが、その後の犬たちとの暮らしでした。

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挫折をきっかけに始まった「犬に恩返しする人生」

齊藤洋孝さんは、以前は会社を経営していた実業家でした。

しかし事業で行き詰まり、精神的に追い詰められた時期を経験しています。そんなとき、そばにいた愛犬に支えられたことが、その後の人生を大きく変えるきっかけになりました。

「犬に救われた命なら、自分にできることは一生かけて犬を救っていくことではないか」

そう考えるようになり、2014年から行き場を失った犬を保護する活動を始めたといいます。愛車だったフェラーリも手放し、犬たちのためにお金を使う生活へと変わっていきました。

現在の齊藤さんのもとにいるのは、一般的な「里親を探すための保護犬」とは少し事情の違う犬たちです。

受け入れているのは「人に懐かなくてもいい」犬たち

「わんずふりー」が受け入れているのは、噛みついたり唸ったりする犬、虐待などによって人間を怖がるようになった犬などです。

PRESIDENT Onlineの記事「愛車はフェラーリから軽バンになった…「殺処分に最も近い問題犬」を全国から引き受ける元実業家(54)の情熱」では、取材時点で39頭の犬が暮らしていると紹介されています。中には、以前の飼育環境で問題行動が出るようになり、飼い主が世話を続けることも難しくなった犬もいます。

例えば、赤柴のニナちゃんは、以前は人に触れることも難しく、餌をあげたり散歩に連れて行ったりすることも簡単ではなかったそうです。

ところが取材時には、訪れた人の足元に座り、手を舐めるほど穏やかな様子を見せていました。

黒柴のあっくんも、過去の虐待によって人を拒絶していた犬の一頭です。

現在はほかの犬たちとは別の部屋で猫と暮らしています。

ほかの犬たちと一緒にいることを好まないからといって、無理に群れの中へ戻すことはしない。

犬によって好きなことも苦手なことも違うから、それぞれに合わせて暮らしてもらう。

そこには、一般的な「犬を人に慣れさせる」という考え方とは少し違った姿勢があります。

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40頭近い犬たちが、好きな場所で過ごしている

施設の様子も少し変わっています。

PRESIDENT Onlineによると、ニナちゃんは施設全体を自由に行き来し、あっくんは別室で猫と暮らしています。それ以外の犬たちは、屋内と屋外を自由に行き来できる環境で過ごしているそうです。

敷地には約1000平方メートルのドッグランがあり、屋内のハウスとの間のドアは24時間開けられています。

犬たちは好きな場所へ移動し、仲間とじゃれたり、ひとりで休んだりしながら、それぞれのペースで過ごしています。

この施設について齊藤さんが話しているのが、「ただその子を生かしてあげるという考え方もありなんじゃないか」ということ。

FNNプライムオンラインの記事「「自死を考えた時期がありまして…」犬に救われた男性が“問題犬たち”の命をつなぐ絆の物語「一生かけて犬を救っていく」【アスヨク!】」でも、犬たちについて「懐かなくても良いし、ここで暮らしてくれればいい」と語っています。

「保護した犬は新しい飼い主を見つける」というだけではなく、ここで穏やかに暮らせるのであれば、それも一つの形として考える。

40頭近い犬たちが暮らしている様子を見ると、そんな考え方が少し分かるような気がします。

海外「フェラーリを売った修行僧が現実にいた」

話題の投稿

A Japanese man sold his Ferrari to fund a shelter for dogs after his pet saved him from taking his own life. “I will spend all my money on dogs. I want them to know that they are loved
by u/HondaCivicBaby in BeAmazed

海外のネットの声

なんてかっこいい男なんだ。

こんな素敵な人がもっと世界に増えてほしいね!

お金だけがすべてじゃないって気づけた人たちを本当に尊敬するよ。
困ってる存在を助けるって、素晴らしい目的だし、きっと心から満たされるんだろうね。

ひとつの愛の行動が、たくさんの命を変える証さ。

お金は幸せをもたらさないけど、犬は別なんだ。

フェラーリなんていらないよ、子犬のパワーがあればね!

彼はただ犬を救っただけじゃない。
「与えることの本当の意味」を世界に教えてくれてるよ。

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「フェラーリを売った修行僧」を思い出した人も

この投稿では、ちょっと面白い反応もありました。

「Monk who sold his Ferrari irl」

つまり、「現実に『フェラーリを売った修行僧』がいた」というコメントです。

『The Monk Who Sold His Ferrari(フェラーリを売った修行僧)』は、日本ではそこまで馴染みがないかもしれませんが、ロビン・シャーマが1997年に発表した北米で大ヒットした自己啓発小説です。

主人公はフェラーリを所有するほど成功した弁護士。しかし、ある出来事をきっかけに、それまでの生活を手放し、人生で本当に大切なものを探す旅へ出ます。

もちろん、齊藤さんの実際の人生と本のストーリーが同じというわけではありません。

それでも、「フェラーリを手放し、それまでとは違う人生を選ぶ」という共通点があるため、海外の人がこの作品を思い出したのも分からなくはありません。

フィクションのタイトルに使われていた出来事が、現実の話として目の前に出てきたような感覚だったのかもしれませんね。

「フェラーリ」よりも、犬たちの様子に目が向く

海外コメントを見ていて興味深いのは、最初は「フェラーリを売った」という派手な部分に惹かれながらも、投稿と一緒に貼られていた記事(現在は閲覧不可)の犬たちの様子についてコメントする人も。

「犬たちが幸せそう」

「みんな穏やかに見える」

そんな反応が出ているのは、この話のもう一つのポイントなのかもしれません。

フェラーリを売ったという情報だけなら、「すごい決断をした人」というところで終わります。

ところが、記事を見ると、そこにいるのは広い場所を歩き回ったり、ほかの犬と遊んだり、好きな場所で休んだりしている犬たちの姿です。

過去に人間を警戒するようになった犬たちが、少なくとも現在はそうした環境で過ごしている。

その様子まで知ると、「フェラーリを売った」というニュースの見え方も少し変わってきます。

大きな決断そのものより、そこから始まった生活のほうがずっと長い。

そんな当たり前のことが、この話では妙に印象に残ります。

「懐かなくてもいい」という考え方

保護犬の話というと、「人に慣れて、いつか新しい家族のもとへ」という流れを想像する人も多いと思います。

もちろん、それも大切な保護活動の形です。

ただ、すべての犬が同じように人と暮らせるわけではありません。

過去の経験から人を怖がったり、ほかの犬とうまく付き合えなかったりする犬もいます。

わんずふりーでは、そうした犬たちに対して「無理に変えようとしない」という選択をしているそうです。

黒柴のあっくんがほかの犬たちと一緒にいることを好まなければ別室で暮らす。

ほかの犬たちは屋内と屋外を自由に行き来する。

一頭一頭の違いを見ながら、その犬に合った過ごし方を考えているわけです。

「犬が人間に合わせる」のではなく、「人間のほうが犬に合わせる」。

この施設の様子を見ていると、そんな印象を受けます。

フェラーリから軽バンへ。それでも犬たちとの暮らしは続いていく

以前はフェラーリを所有していた齊藤さんですが、現在の愛車は軽トラック。

そこだけ切り取ると、ずいぶん大きな変化です。

ただ、本人が語っているのは「高級車を捨てた」という話よりも、その先にある犬たちとの暮らしについてです。

事業で苦しい時期を経験し、犬に支えてもらった。

そこから「一生かけて犬を救っていく」と決め、2014年から保護活動を続けてきた。

FNNによれば、活動は11年に及んでいます。

そして現在も、噛む犬、唸る犬、人間を怖がる犬たちと一緒に暮らしています。

フェラーリを売った日は、おそらく人生の中でも大きな出来事だったはずです。

でも、その一日はすでに過去のもの。

その後に続いている11年間のほうが、ずっと長い。

海外のコメントには「お金は幸せをもたらさないけど、犬は別」という冗談もありました。

実際、フェラーリを手放したことだけなら、ここまで多くの人の記憶には残らなかったかもしれません。

犬たちが好きな場所で過ごしている姿と、その生活を長く続けている男性の姿。

今回の話で海外の人たちが面白いと感じたのは、派手な「フェラーリを売った」という出来事と、その後にあるあまりにも地道な日常が一緒になっていたからなのかもしれません。

華やかな車から、40頭近い犬たちとの暮らしへ。

フェラーリを手放すことから始まった現在の暮らし。犬たちの穏やかな姿を見ると、そこには齊藤さんが選んだ時間がしっかりと根付いているようですね。

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翻訳元:A Japanese man sold his Ferrari to fund a shelter…

参考・参照元情報:PRESIDENT Online

参考・参照元情報:FNNプライムオンライン

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