お気に入りの映画って、結末もセリフもだいたい分かっているはずなのに、配信サイトで見かけると、なぜかまた再生してしまうことがありますよね。
「今日は新しい映画を観よう」と思っていたのに、気づけば昔から何度も観ている作品を選んでいた……なんてこともあります。
そんな「人生で一番繰り返し観ている映画は?」という問いかけが、海外掲示板のRedditで話題になっていました。
寄せられた回答を見ていくと、単純に「この映画が一番好き」という話ではありませんでした。
子どもの頃から何度も観ている作品、テレビで始まると途中でやめられない作品、疲れたときに観たくなる作品、さらには特定の俳優を見るためだけに選ぶ作品まで。
同じ「何度も観る」という行動でも、その理由はずいぶん違うようです。
「好きな映画」と「何度も観る映画」は、案外別なのかもしれない

今回のコメント欄には、誰もが知っている大作から、少し意外な作品までさまざまな映画が並んでいました。
『グッドフェローズ』や『ショーシャンクの空に』、『タイタニック』、『トップガン』といった有名作はもちろん、『ビッグ・リボウスキ』や『十二人の怒れる男』、『キャスト・アウェイ』なども登場します。
さらに『千と千尋の神隠し』や『スター・ウォーズ』のように、子どもの頃から繰り返し観てきた作品を挙げる人もいました。
こうして並べてみると、いわゆる「映画ランキング」とは少し違います。
評価の高い映画だから何度も観るというより、その人自身にとって、何度でも戻ってきたくなる理由がある映画が選ばれているようなのです。
たとえば『ビッグ・リボウスキ』については、何度観ても味わいが増すという声がありました。
一方で『トップガン』は、子どもの頃に何度も繰り返し観たという思い出とともに語られています。
同じ「何度も観た映画」でも、そこにあるのは作品への評価だけではありません。
その映画と一緒に過ごしてきた時間まで含めて、「よく観る一本」になっているのかもしれませんね。
映画を観るというより、「好きな時間」に戻っている?

コメントを読んでいて特に興味深いのが、映画そのものではなく、映画を観ているときの感覚について語る人がいることです。
『キャスト・アウェイ』を挙げた人は、静かな画面や主人公が過ごす時間が好きで、観ていると落ち着くと話しています。
『LIFE! / ライフ』については、人生に迷ったときや疲れたときに観たくなるという声も。
これは「ストーリーをもう一度確認したい」というのとは少し違いますよね。
内容はすでに知っている。
それでも、その映画を流すことでいつもの気分になれる。
そう考えると、繰り返し観る映画は、映画というより自分が何度も戻ってきた場所に近いのかもしれません。
新しい作品を観るときには、次に何が起こるのか分かりません。
でも、何度も観た映画なら、その心配がありません。
好きな場面がいつ出てくるのかも分かっているし、途中から観ても話についていける。
「今日はこれでいいか」と気軽に選べるところも、繰り返し観る映画の魅力なのでしょう。
何度も観る理由が、ちょっとずつ違っていて面白い
今回の回答を眺めていると、「何度も観る理由」をいくつかに分けて考えられそうです。
まず分かりやすいのが、作品そのものが好きなタイプ。
『ビッグ・リボウスキ』を何度も観る人や、ジャック・ニコルソンの演技を楽しむために『カッコーの巣の上で』を観る人などがこれに近そうです。
次に、子どもの頃からの習慣になっているタイプ。
『トップガン』や『スター・ウォーズ』を子どもの頃に何度も観ていたという回答は、映画への愛着だけでなく、その頃の記憶まで一緒に残っているように感じます。
そして、何となく観てしまうタイプもいます。
テレビで『ショーシャンクの空に』が始まっていたら最後まで観てしまう、というコメントはまさにこれでしょう。
「別に今日観るつもりではなかったのに、始まったから最後まで観てしまった」。
映画好きなら、一度くらい経験があるのではないでしょうか。
さらに、『ムーラン・ルージュ』を「ニコール・キッドマンが出ているから」と答える人もいます。
理由がものすごくシンプルなのも、こういう質問ならではですよね。
こうして見ると、「人生で一番観た映画」という質問なのに、実際には映画との付き合い方そのものが見えてきます。
海外のネット民が選んだ「繰り返し観ちゃう映画」の反応
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What’s a movie you’ve rewatched the most times?
by in allthequestions
海外のネットの反応
グッドフェローズ!
気づくと毎回あのシーンに巻き戻して観ちゃう!
ビッグ・リボウスキを3桁以上は観てる。
観るたびに味わいが増すんだ。
ショーシャンクの空に。
テレビでやってたら最後まで見ちゃうのは一種の法則みたいなもの。
タイタニックは、結末を知っていても観るたびに胸が熱くなる。
キャスト・アウェイだね。
静かな画面と主人公の時間が好きで、観ているとすごく心が落ち着くんだ。
カッコーの巣の上。
ジャック・ニコルソンの演技が本当に好きで、何度観ても噛み締めてしまう。
LIFE! / ライフ。
自分の人生に迷ったときや疲れたとき、絶対に観たくなる名作さ。
トップガンかな。
子供の頃、何度も繰り返し見たよ、たぶん20回くらい。
他の映画はこんなにたくさん見たことないね。
ムーラン・ルージュ!
理由は、ニコール・キッドマンが出てるから。
十二人の怒れる男。
あまり人気はないけど、この映画が好きなんだ。
スターウォーズ
今はあまり見てないけど、子どもの頃は何度も繰り返し見てたよ。
千と千尋の神隠し!
※以下、投稿の返信の中で挙げられていた主な作品
- グッドフェローズ
- プリンセス・ブライド・ストーリー
- 高慢と偏見
- トップガン
- ビッグ・リボウスキ
- 千と千尋の神隠し
- ジュラシック・パーク(シリーズ)
- ショーシャンクの空に
- フィフス・エレメント
- ダイ・ハード
- トゥームストーン
- ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
- スタンド・バイ・ミー
- バック・トゥ・ザ・フューチャー(三部作)
- リストラ・マン
- フライデイ
- キャスト・アウェイ
- タイタニック
- SOSタイタニック/忘れえぬ夜
- ロード・オブ・ザ・リング(三部作)
- ロストボーイ
- インターステラー
- ムーラン・ルージュ
- ゴッドファーザー
- フォレスト・ガンプ
- 十二人の怒れる男
- オール・ユー・ニード・イズ・キル
- カッコーの巣の上で
- ジョーズ
- オールド・ガード
- パルプ・フィクション
- 完全なる報復
- ダーティ・ダンシング
- ファイト・クラブ
- LIFE!/ライフ
- 羊たちの沈黙
- ライオンキング
- フォエバー・フレンズ
- ダークナイト
- スター・ウォーズ
「何度も観た」には、その人なりの理由がある

こうしてコメント欄を見ていると、「一番たくさん観た映画」という言葉から想像するものとは少し違った景色が見えてきます。
たくさん観たからといって、必ずしも「人生で一番好きな映画」というわけではありません。
子どもの頃に何度も観たから、そのまま記憶に残っている。
テレビで始まると、つい最後まで観てしまう。
疲れたときに観ると落ち着く。
好きな俳優や場面を見るために、何度でも再生する。
どれも立派な「繰り返し観る理由」です。
そして、こうした理由は本人にしか分からないものでもあります。
同じ映画を好きな人がいたとしても、「なぜその映画を何度も観るのか」まで同じとは限りません。
映画そのものが好きなのか、その映画を観ていた頃の自分が好きなのか、それとも単純に「また観たい」と思うからなのか。
何度も再生される映画には、それぞれの人の小さな思い入れが残っているのかもしれませんね。
「今日は何を観よう?」の答えが、いつもの一本だったりする
配信サービスには、毎日のように新しい作品が並びます。
選択肢が多いのは嬉しいことですが、「何を観ようかな」と探しているだけで時間が過ぎてしまうこともあります。
そんなときに、すでに何度も観た映画が候補に浮かんでくる。
結末も知っているし、好きな場面も分かっている。
それでも再生ボタンを押してしまう。
今回のコメント欄で挙がっていた作品を見ていると、繰り返し観る映画には「もう一度知りたい」というより、**「もう一度その映画の中に入りたい」**という感覚があるのかもしれません。
もちろん、何度観ても新しい発見がある作品もあります。
でも、何も考えずに流しておける作品や、好きな場面を待ちながら観られる作品もあります。
だからこそ、「一番好きな映画は?」ではなく、「一番繰り返し観ている映画は?」と聞いてみると、その人の映画の楽しみ方まで少し見えてくるのでしょう。
皆さんにも、そんな「いつもの一本」はありますか?
内容を全部知っているのに、配信画面で見つけると、結局また再生してしまう。
そういう映画が一つくらいあるのも、なかなか良いものですよね。
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