モバイルバッテリーの発火は日本だけ? 世界各国の事故と対策、海外の反応を調査

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(最終更新日:2026年10月18日)

2026年7月、シンガポールの地下鉄駅で、女性のバッグに入っていたモバイルバッテリーから突然煙が上がりました。約9日後には別の駅でも同様の事故が発生し、列車の運行に影響が出ています。

日本でも問題になっているモバイルバッテリーの発火事故ですが、海外では家庭や公共交通機関だけでなく、飛行中の旅客機でも事故が起きています。各国で実際に何が起き、どのような対策が進められているのか、現地の報道や行政資料、Redditに寄せられた声を調べました。

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シンガポール:地下鉄駅で相次いだ発火・発煙事故

2026年7月20日、シンガポール北部のウッドランズ駅で、列車を待っていた女性のバッグに入ったモバイルバッテリーが発火しました。

現地メディア「AsiaOne」が公開した写真には、駅のホームに置かれたピンク色のバッグから煙が立ち上り、周囲が白くかすんでいる様子が写っています。

駅員が消火に当たり、列車は約20分間、同駅を通過する措置が取られました。鉄道会社によると、バッグの持ち主は指に軽い水ぶくれができたとのことです。

さらに7月29日には、北東部のブアンコック駅でも、乗客のバッグに入っていたモバイルバッテリーから煙が発生。警察官が粉末消火器で対応し、列車の運行は約5分間中断されました。こちらは負傷者が報告されていません。

Power bank in commuter’s bag sparks fire at Woodlands MRT station; staff step in to extinguish it
by u/Annual_View3611 in singapore

シンガポールの話題を扱うRedditコミュニティ「r/singapore」では、事故を受けて、製品の品質や安全基準をめぐる議論が起きています。

安いモバイルバッテリーを買うのはやめよう。本当に。

なんでこれが常識になっていないのか分からないけど、電池が入っているもの、特に大容量のものは値段をケチっちゃダメ。ましてや聞いたこともないブランドの製品なんて絶対に避けるべき。

— u/SpoilerK

だから私は、信頼できるブランドのモバイルバッテリーを、信頼できる店で買うようにしている。こういう電子機器で安さを優先するのは、リスクに見合わないからね。

— u/lead-th3-way

一方で、価格やブランドだけの問題ではないという指摘もあります。

安い製品かどうかの問題じゃないよ。評判のいい店で買ったとしても、使っているうちに傷んだり、何度も落としたり、夜通し充電したりすれば、いい製品でも壊れることはある。

モバイルバッテリーが異常に熱くなったり、膨らんだり、充電していないのに勝手に電力が減ったりするなら、そろそろ交換が必要だと気づくべきだと思う。

— u/take0a0pinch

こうした議論のなかでは、製品の安全性を示す認証制度にも関心が集まっています。

シンガポールには、一定の電気製品に安全認証を義務づける「SAFETY Mark」という制度があります。ただし、モバイルバッテリーは、このマークが義務づけられた33種類の製品には含まれていません。

その代わり、一般消費者向け製品として、電池や機器の安全性に関する国際規格への適合が求められています。

2026年5月の政府答弁では、モバイルバッテリーをSAFETY Markの対象に追加するかどうか、検討が進められていることも明らかになりました。

また、シンガポールの消費者製品安全当局は、海外を含めたリコール情報の確認を呼びかけています。

2025年には、Xiaomi製モバイルバッテリーの一部について、過熱するおそれがあるとしてリコールを公表しました。

この製品は、同年3月にシンガポールの地下鉄車内で起きた発火事故にも関係しており、メーカーには世界で23件の関連事故報告が寄せられていたとしています。

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インド:異常が見られなかった製品が、ベッドの上で突然発火

公共交通機関だけでなく、家庭内でも事故は起きています。

2026年6月、インドのゲーム関連コミュニティ「r/IndianGaming」に、Samsung製モバイルバッテリーが突然発火したという投稿が寄せられました。

Lucky Escape: Nearly Got Burned After My Samsung Power Bank Exploded While Charging
by u/AmibionGod in IndianGaming

投稿主のu/AmibionGodによると、ベッドに横になり、モバイルバッテリーからスマートフォンに給電していたところ、突然破裂するような音がして、寝具に火が燃え移ったそうです。

幸い、本人とモバイルバッテリーの間には約30cmの距離があり、すぐにベッドから飛び降りることができました。

使用していたのは容量10,000mAh、購入から約2年半の製品。mAhは電池の容量を示す単位で、同じ電圧の電池なら、数字が大きいほど多くの電気を蓄えられます。

投稿主は、直前に約2時間半充電し、スマートフォンへの給電を始めて5分ほどで発火したと説明しています。

使用してどれくらい経っていたの?

— u/wannaboolwithme

2年半だよ。それまではまったく問題なかった。

— u/AmibionGod

投稿主はバッテリーの膨張も見られなかったと述べており、消費者裁判所への申し立てを検討していました。ただし、本人が正規品だと説明しているものの、実際の製品の状態や発火原因について、独立した調査結果は確認できません。

コメント欄では、事故品をメーカーに送るよう勧める声もありましたが、投稿主はすでに捨ててしまったと返答しています。

会社に送り返した方がいい。ゴミ箱に捨てちゃダメだよ。たいてい、細かい注意書きに返送方法が載っているから。

— u/vitrum_analytika

事故後の証拠の保管は重要ですが、発火した電池を一般家庭で無理に保管・移動することも危険です。実際に事故が発生した場合は、まず消防などの指示を優先し、その後の調査や補償についてメーカーや関係機関に相談する必要があります。

フィリピン:有名メーカーの製品が発火、リコール情報にも注目

2026年10月には、フィリピンの電子機器コミュニティ「r/Tech_Philippines」に、Anker製の20,000mAhモバイルバッテリーが車内で発火したという投稿がありました。

ANKER POWERBANK EXPLODED
by u/No-Mud7538 in Tech_Philippines

投稿主のu/No-Mud7538によると、家族が乗っていた車の中で、バッグに入れていたモバイルバッテリーから突然火が出て、車内が濃い煙で満たされたそうです。

家族は全員脱出できたものの、車の座席や高価なバッグが焼け、軽傷者も出たといいます。煙による健康への影響も心配されていました。

投稿主は、発火時には充電しておらず、事前に損傷の兆候もなかったと説明しています。

メーカーに報告したところ製品代金は返金されたものの、その他の損害は補償されていないとして、フィリピンの貿易産業省(DTI)にも相談したとのことです。

この投稿で話題になったのが、Ankerが2025年に実施したモバイルバッテリーのリコールでした。

米国の消費者製品安全委員会(CPSC)は、2025年9月18日、Anker製モバイルバッテリー5モデルの約48万1,000台を対象とするリコールを発表しています。

対象はA1647、A1652、A1257、A1681、A1689という型番の製品のうち、該当するものです。発表時点で、火災・爆発に関する33件の報告があり、軽いやけど4件、重大な物的損害1件が報告されていました。

フィリピンのコメント欄では、リコールを知っていた人と知らなかった人で反応が分かれています。

Ankerがリコール対象の製品番号を公開していて、対象なら全額返金してもらって製品を処分する仕組みだったんだよ。去年からやっていた。

自分のも情報を送って確認したけど、幸い対象外だった(笑)。

— u/Yergason

この返信を受けて、ほかの参加者も自分の製品を調べ始めました。

これを読んで、私も慌てて確認したよ。幸い、製造番号は問題ないって出た。あなたはいつ買ったの?

— u/fushiguro_mizuiro22

一方で、事故を報告した本人は、次のように返しています。

事故が起きるまで、リコールのことは知らなかった。同じような事故に遭った人たちのストレスや心の傷は、きっと相当なものだと思う。

— u/No-Mud7538

私も当時リコールの申請書類を送ったけど、その後は連絡もなかったし、交換品も届かなかった。

— u/Excellent_Wishbone38

私も同じモデルを持っている。リコールを申請したら返金してもらえたよ。

— u/deee3rd

なお、投稿主が使用していた製品が実際にリコール対象の製造番号に該当していたかどうかは、今回確認できた情報だけでは確定できません。

ここで分かるのは、リコールが公表されていても、すべての購入者がその情報に気づいているとは限らないということです。また、同じモデル名でも製造番号や製造時期によって対象が異なる場合があります。

日本でもAnker Japanが2025年に複数の自主回収を発表しており、公式の製品回収情報から対象製品や手続きを確認できます。米国と日本では対象範囲や回収手続きが異なるため、日本で購入した製品は日本向けの案内を確認する必要があります。

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飛行機では、発火事故が運航そのものに影響する

モバイルバッテリーの発火が、特に深刻な問題として扱われているのが航空機です。

PG805 – Again an external power bank on fire
by u/gloupi78 in aviation

2025年7月24日、タイのサムイ島から香港へ向かっていたバンコク・エアウェイズのPG805便で、モバイルバッテリーの発火によってバンコクへ目的地を変更したという体験談が、航空関連コミュニティ「r/aviation」に投稿されました。

サムイ島から香港へ向かっていた飛行機を、今降りたところだよ。自分の座席の後ろで火災が起きて、バンコクに目的地を変更することになった。

モバイルバッテリーが燃えたんだ。乗務員の対応は素晴らしかった。みんなを落ち着かせて、火を消してくれた。バンコクに着いたら救急車も待機していて、すぐに機内から降ろしてくれた。

これから香港へどうやって向かうことになるのか、まだ分からないけど。

改めて、バンコク・エアウェイズの乗務員には感謝したい。本当にプロフェッショナルだった。

— u/gloupi78

航空機の客室で発火した場合、煙や火が広がっても、地上の建物のようにその場で避難することはできません。

オーストラリアでは、こうした危険性を詳しく記録した航空事故調査報告書が公表されています。

2025年7月21日、シドニーからホバートへ向かっていたヴァージン・オーストラリア航空の旅客機で、着陸約10分前に頭上の収納棚から煙と炎が上がりました。

乗務員が収納棚を開けると、乗客のリュックサックが燃えていました。

消火器で炎を抑えた後、乗務員は水をかけ続け、機体は無事に着陸。着陸後、消防隊によってバッグの中から焼損したモバイルバッテリーが回収されました。

オーストラリア運輸安全局(ATSB)の調査では、電池内部が異常発熱し、発熱の連鎖が止まらなくなる「熱暴走」が起きたと判断されています。

この事故では、発火した製品がバッグの中にあり、乗務員が取り出して専用の耐火袋に入れるまでの作業を完了できませんでした。着陸直前という時間的な制約もあったためです。

事故後、航空会社はモバイルバッテリーの取り扱いを見直しました。

オランダでは、元航空会社トップのモバイルバッテリーが発火

2026年9月17日には、オランダのKLMオランダ航空で事故が発生しました。

アムステルダムからカリブ海のキュラソー島へ向かっていたKL735便でモバイルバッテリーが発火し、旅客機は大西洋上で引き返して、出発地のスキポール空港へ戻りました。

オランダの報道機関RTL Nieuwsによると、問題のモバイルバッテリーはKLMの元最高経営責任者、カミエル・ユーリングス氏のものだったと複数の関係者が証言しています。

近くの座席にいた乗客は、発火時に本人がモバイルバッテリーを充電していたと説明しています。KLMは機内でのモバイルバッテリーの使用・充電を禁止していますが、利用者のプライバシーを理由に所有者の氏名は確認していません。

Former KLM CEO’s power bank catches fire on flight to Curaçao. Plane forced to turn around mid-flight
by u/Tbp0304 in aviation

Redditでも、この規則をどれほどの乗客が理解しているのかという議論が起きました。

航空会社は、このルールを乗客に十分はっきり伝えていないと思う。少なくとも最近乗ったイージージェット、ライアンエアー、カタール航空、エチオピア航空ではそう感じた。

何かのついでに付け足すような扱いだから、ほとんどの人はあまり真剣に受け止めていないんだと思う。

— u/LengthinessOne6694

一方、KLMを利用した別の参加者は、実際に案内を受けた経験を紹介しています。

先週KLMの飛行機に4回乗ったけど、どの便でも客室乗務員が案内していたよ。

モバイルバッテリーは機内で充電も使用もできないし、頭上の収納棚にも入れちゃダメ。常に目の届くところに置いておかなければいけないって。

— u/usexplant

航空会社によって規則や案内方法が異なるため、乗客がどの便でも同じように理解しているとは限りません。

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中国、香港、オーストラリア、日本では、どんな規制がある?

航空機での事故を受け、各国・地域ではモバイルバッテリーに対する規制を強化しています。ただし、重視するポイントには違いがあります。

中国:CCC認証がないモバイルバッテリーは国内線に持ち込めない

中国民用航空局は2025年6月26日、国内線でのモバイルバッテリーの持ち込みに関する新たな規則を発表しました。

同月28日からは、中国の強制製品認証を示す「CCC(3C)」マークがないもの、表示が不明瞭なもの、リコール対象の型番や製造ロットに該当するものを、国内線の機内へ持ち込むことが禁止されています。

CCCは、中国で定められた安全性などの基準への適合を示す認証制度です。マークがあれば絶対に発火しないという意味ではありませんが、空港の保安検査で確認できる基準として使われています。

PSA: China Bans All Power Banks Manufactured Before ~2024 on Domestic Flights — yes, you heard it right
by u/Lazy_Narwhal1685 in chinalife

中国での生活や旅行を話し合うRedditコミュニティ「r/chinalife」でも、この規則について議論されました。

その問題は残るだろうね。CCCマークがついていたって、すべてのモバイルバッテリーが魔法みたいに発火しなくなるわけじゃない。

リチウム電池なんだから、いつかどこかで、何らかの形で火が出ることはある。

— u/Legal-Fill1710

実際に、中国当局は認証マークの有無だけでなく、リコール対象であるかどうかも確認する方針です。認証を受けた製品でも、後から欠陥が判明して回収されることはあります。

香港:機内での使用・充電に加え、頭上の収納棚も禁止

香港の民航処は2025年4月7日から、現地航空会社の便で、モバイルバッテリーを使ってスマートフォンなどを充電すること、モバイルバッテリー自体を機内で充電することを禁止しました。

さらに、モバイルバッテリーを頭上の収納棚に入れることも禁止しています。

これは、発火した場合に乗務員がすぐ対応できるよう、バッテリーを手の届く場所に置いておくための措置です。

2026年3月28日には、香港国際空港を出発する便について、モバイルバッテリーの持ち込みを1人2個までとする規則も加わりました。

オーストラリア:機内での使用を禁止、航空会社で保管方法に違いも

オーストラリアでは、ヴァージン・オーストラリア航空が2025年12月1日から、カンタス航空と傘下のジェットスター航空などが12月15日から、機内でのモバイルバッテリーの使用・充電を禁止しました。

持ち込みは原則2個までとなり、預け入れ荷物に入れることはできません。

ただし、保管方法には航空会社ごとの違いがあります。

ヴァージン・オーストラリア航空は原則として座席ポケットや前の座席の下などへの保管を求めており、ほかに方法がない場合に限って頭上の収納棚の使用を認めています。

カンタス航空も、手元に置けない場合は近くの頭上の収納棚への保管を認めています。

Virgin and Qantas to ban use of portable power banks after string of fires
by u/The_Duc_Lord in australia

Redditでは、規制によって生じる不便さも話題になりました。

運よくシドニーとメルボルンの往復ともボーイング737-800型機だったと思うんだけど、充電できる設備はまったくなかった。だから、皮肉なことにモバイルバッテリーを使っていたよ。

— u/dlanod

航空会社が持ち込み自体を全面禁止するのではなく、機内での使用を制限している一方、乗客が利用できる充電設備にも差があるわけです。

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日本:2026年4月24日から機内での使用・充電を禁止

日本でも、2026年4月24日から新たな規則が適用されています。

国土交通省によると、機内に持ち込めるモバイルバッテリーは、容量160Wh以下のものを1人2個までとし、機内でモバイルバッテリーを充電することと、モバイルバッテリーから別の電子機器へ給電することが禁止されました。

Wh(ワット時)は、電池に蓄えられるエネルギー量を示す単位です。製品に表示されているmAhとは異なり、電圧も考慮して求める値で、航空機への持ち込み基準に使われています。

今回の変更は国際民間航空機関(ICAO)が2026年3月に承認した国際基準の改訂に基づくものです。

日本だけが特別に厳しくなったというよりも、航空機内でのリチウムイオン電池火災を減らすため、世界的に規制の整備が進んでいる状況です。

「リチウム電池の火災に水を使ってはいけない」は本当?

海外のスレッドを調べていると、意見が大きく分かれていたのが消火方法でした。

インドの発火事故を報告した投稿主は、ベッドに燃え移った火を水で消したことについて、後から危険だったと知ったと説明しています。

コメント欄にも、次のような意見がありました。

もうひとつ注意。リチウムの火災には絶対に水をかけないこと。リチウムは水と激しく反応するから。ナトリウムが水と反応するのと似ているけど、それ以上に激しい。

— u/Puzzled-Fold-3394

しかし、この説明は、一般的なモバイルバッテリーに使われるリチウムイオン電池と、金属リチウムを混同しています。

航空機内でのリチウムイオン電池火災に対して、米国連邦航空局(FAA)は水による冷却が重要だと説明しています。

また、日本の総務省消防庁も、小型のモバイルバッテリーなどが発火した場合、安全が確保できる状況であれば、消火器や大量の水を使う初期消火を案内しています。

ただし、激しく燃えている製品に無理に近づくことを勧めているわけではありません。まず周囲に知らせて離れ、119番通報することが最優先です。安全が確保でき、可能な場合に限って初期消火を行います。

熱暴走を起こした電池は、表面の炎が消えても内部に熱が残り、再び発火することがあります。航空機内で大量の水を使うのも、電池を冷却して再発火の危険を減らすためです。

日本でも増加する事故。購入後のリコール確認と処分方法も重要に

国内でも事故は増えています。

製品評価技術基盤機構(NITE)が2026年8月に公表した資料によると、2021年から2025年までの5年間に受け付けたリチウムイオン電池搭載製品の事故は2,140件でした。

これはモバイルバッテリー以外の製品も含む数字ですが、製品別ではモバイルバッテリーが最も多くなっています。

日本では、モバイルバッテリーなどの対象製品を販売する際、電気用品安全法の技術基準に適合させ、PSEマークを表示する必要があります。

ただし、海外のリコール事例でも分かるように、安全基準への適合と、使用中に不具合が絶対に発生しないことは同じではありません。

購入時に安全表示を確認することに加え、使用中に異常が出ていないか、リコール対象になっていないかを調べることも必要です。

そして、買い替えた後にも問題が残ります。

シンガポールの駅で起きた発火事故のスレッドでは、こんな質問が寄せられていました。

膨らんだモバイルバッテリーって、どこで安全に処分できるの?

— u/Netboyz

シンガポールの国家環境庁(NEA)は、使用済み電子機器や電池の回収場所を案内し、一般ごみや通常の資源回収用のごみ箱に電池を捨てないよう呼びかけています。

日本でも処分方法は自治体や回収事業者によって異なります。特に膨張・破損した製品やリコール対象品は、通常の回収ボックスで受け付けられない場合があるため、メーカーや自治体に確認する必要があります。

モバイルバッテリーは買って終わりではなく、使用中の状態やリコール情報を確かめ、最後に安全な方法で処分するところまで考える必要がありそうです。

今回の海外の事故を見ても、発火は安価な無名製品だけで起きているわけではありませんでした。普段から使っているモバイルバッテリーについても、型番や製造番号を一度確認しておくとよさそうですね。

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