海外掲示板の、日本人や日本在住者に日本のことについて質問するコミュニティで、日本で洋画をみたらしい人から「日本語の洋画タイトルはなぜネタバレ気味になるのか?」という質問が投稿され、少し話題になっていました。
今回は、その反応をご紹介します。
海外の反応
投稿主
日本の映画タイトルって、どうしてストレートなの?
タイトルだけで内容がほとんど分かってしまうことが多くて、洋画の日本語タイトルがそのままストーリーを説明しているのを見ると、毎回ちょっと驚いちゃう。
今日の夜は『Hoppers(ホッパーズ)』を観たんだけど、日本語タイトルが『私がビーバーになる時』で、それを見て改めて思い出しんだ。
多くの場合、タイトルにひねりや余白があまりなくて、「Hopperって何だろう?」と考えさせるような要素がないように思う。
それって、どうしてなんだろう?
自分はまだ日本語があまり得意ではないけど、日本語はとてもニュアンスの豊かな言語だとよく聞くし、実際にそう感じることもある。
だからこそ、なぜ映画タイトルだけがこういう傾向になるのか不思議なんだよ。
*『私がビーバーになる時』の原題である『Hoppers』は、「意識を転送させる、飛びこませる」といったところからつけられたタイトルのようです。ちなみに、直訳だと「跳ねる人たち(ものたち)」になります。(参考元)
Why are Japanese movie titles so straight forward?
by u/El_woodworker in AskAJapanese
カナダ(日本在住)
タイトルの翻訳って、たまに突っ込みたくなるよね笑
たとえば『Ratatouille(ラタトゥイユ/フランス料理名)』が『レミーのおいしいレストラン』になったり。
日本在住(10年以上)
個人的には『Up』が『カールじいさんの空飛ぶ家』になるのが大好き。
海外の反応さん
日本はたまに、タイトルとあらすじをごちゃ混ぜにするよね。
少なくとも『あの時ビーバーになって、百獣の王に出会い、みんなを団結させて彼らの家を救った件』にならなかっただけマシだけど笑
日本
それが今の流行なんだよ。
古いアニメや映画だと、もっと普通で短いタイトルが多いのに気づくはずさ。
日本
日本は余計にわけわからん鬼長いタイトルが好きだからね。
ヨーロッパ
それとは対照的に『The Fast and the Furios(ザ・ファスト・アンド・ザ・フューリアス)』は、ただ『ワイルド・スピード』になりました笑
台湾
一応、昔の英語圏も流行った時期があった。
その「昔」は18世紀だけど…。
はじめて『ロビンソン漂流記』のフルタイトルを見たときは吹いた笑
*初版タイトルは『The Life and Strange Surprising Adventures of Robinson Crusoe, of York, Mariner』で、ざっくり訳すと『ヨーク出身の船乗りロビンソン・クルーソーの、人生と奇妙で驚くべき冒険』です。
海外の反応さん
日本人はできるだけ多くの情報を得るのを好むから、ウェブサイトのデザインがごちゃごちゃしてるって話を聞いたことがある。
なぜそうなのかはよく知らないけど。
日本
確かにそうだけど、この話とは関係ないんじゃないかなぁ。
海外の反応さん
この問題は出版社がライトノベルを投稿するサイトで、あらすじが書けない仕様になっているからなんだよ。
だからタイトルをできるだけ説明的なものにするし、他のジャンルにも飛び火しちゃってる。
20年前なら普通のタイトルが付けられていたけど、今じゃ『異世界に転生したら、なんだかが可愛かった件』みたいな感じだわ。
ヨーロッパ
スレ主は映画のタイトルのことを聞いてるんだよ。
ライトノベルのせいじゃなくて、配給会社の古臭い悪習のせいさ。
海外の反応さん
個人的には唯一うまくタイトルを良くした例は、『Big Hero 6』を『ベイマックス』 だと思う。
セルビア
ちょっと話はそれるけど、『エイリアン』のセルビア語タイトルが『8人目の乗客』っていうのには本当に笑うよ。
完全にネタバレだからね笑
ハンガリー
ハンガリー語でも同じ。
『エイリアン』は『8番目の乗客は死』って訳されてて、その後もずっと「死」というテーマでずっと使われ続けてる。
だから『エイリアン』は『惑星の名は死』になってるし、『エイリアン 4』は『最終解決:死』っていう。
海外の反応さん
まあ、『エイリアン』ってタイトルほどネタバレになってないな。
海外の反応さん
投稿主が言ってる映画のことは何も知らないんだけど、映画タイトルの「Hopper」てビーバーのことを指してるの?
意味的に繋がらなくて余計に混乱してきたぞ。
日本
多くの場合、タイトルにひねりや余白があまりなくて、「Hopperって何だろう?」と考えさせるような要素がないように思う。
正直「Hopperって何だろう?」って言われても、何のことだかさっぱり分からないな。
それこそが、直訳を採用しない理由なんだと思うよ。
投稿主さんにとっては通じるかもしれないけど、文化の壁を越えるところまではいかないんだ。
アメリカ
タイトルの目的の一部は、映画を観る前にモンスターを想像させることにある。
ホラー映画を観に行くと分かっている状況なら、「Hopper(ホッパー)」という響きが不気味な都市伝説のモンスターみたいに聞こえるからね。
投稿主が言いたいのは、「観る前に日本人が怖いモンスターを想像できるような名前にすればよかったのに」ってことじゃないかな?
日本
なるほど。
普通の日本人にとって「ホッパー」って言葉は、むしろどこかコミカルなバブルガールのように聞こえる。
だから日本側が、投稿主さんが期待するような直訳を採用しなかったのは賢明だったと思うよ。
だから質問に対する答えはシンプル。
特定の文化的な背景や伝承を切り離したら、日本にはそんなありふれたキャラクターの概念なんて存在しないからね。
日本?
これはあくまで個人的な意見だけど、英語圏の文化って日本人にとって分かりにくい部分があるからだと思う。
たとえば『Sister Act(シスター・アクト)』は日本では『天使にラブ・ソングを…』と訳されてる。
この映画ってキリスト教的な要素がある作品だよね。
日本はキリスト教徒が少ない国だから、「シスター」と言われても、それが何を指すのかピンと来ない人も多いと思う。
でも「天使」と言われれば、イメージしやすくなる。
だからそういう理由なんじゃないかなと思う。
まあこれはあくまで自分の考えだけど。
それと『Frozen(アナと雪の女王)』も、もしそのまま「フローズン」だけだと、アイスクリームみたいなものを想像してしまって物語の内容が分かりにくいかもしれないよね。
日本
日本では一般的に、修道女とシスターの区別はそれほど明確ではないよ。
もし映画が単にカタカナの『シスター・アクト(Sister Act)』として公開されていたとしても、多くの日本人には意味が伝わらず、観に行く人もかなり少なかった可能性が高い。
それに対して『天使にラブ・ソングを…』という邦題はとても詩的で、すぐに興味を引くタイトルになってる。
大事なのは「この映画、なんか面白そうだから観てみたい」と思わせることなんだと思う。
海外の反応さん
映画やテレビ、書籍、ビデオゲーム、音楽などのタイトルは基本的に、マーケティングチームが「ターゲット層に最も響く形」にローカライズすることが多い。
「Sister Act」について言えば、日本でも多くの人は「シスター」がカトリックの修道女を指すことは理解している。
ただ、問題は直訳やそのままの音写にしてしまうと、まずカトリックが日本ではコメディとあまり結びつかないこと、そして「act」という単語も、そのままでは日本語として意味が取りにくい点にある。
海外の反応さん
その通り。
たとえば、もし8歳の女の子が映画館に『Frozen』を観に行くと仮定すると、原題のままや直訳にしてしまった場合、その意味はほとんど伝わらなくて興行的にも失敗する可能性が高いと思うな😅
日本
実際、投稿主が言ってるような説明的なタイトルは、日本の映画に必ずしも当てはまるわけではないんだ。
たとえば去年の実写映画No.1は『国宝』だったから。
ハリウッド映画が日本語に翻訳されると、けっこうな割合で説明的なタイトルになる傾向が多い。
それが近年、日本でハリウッド映画の支持が落ちてきている理由の一つだと指摘する人もいる。
要するに、洋画の配給側は日本の観客をあまり信用してなくて、短期的で分かりやすいインパクトばかりを重視しすぎてるってこと。
海外の反応さん
日本は欧米のようなジワジワ売れるヒット作が生まれないんだ。
映画から得られる興行収入は、どれだけ宣伝したかに大きく依存している。
それは理由の説明にはなっていないけど、タイトルにおそらく影響を与えているね。
以上、海外「質問なんだけど、日本の映画タイトルってどうして直球なの?」への反応でした。
直球なタイトルの裏には、宣伝に頼れない事情や、観客に伝わる言葉を選ぶ工夫があるのかもしれませんね。
そもそも、日本と海外では興味を引くポイントそのものが違うのかも。
翻訳元:Reddit(r/AskAJapanese) / Why are Japanese movie titles so straight forward?
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コメント
よく分からん単語が一つだとかなり宣伝しない限りは印象に残りづらいってのはあるのかも
ハリウッドなどの洋物映画の勢いがあった頃は割と単語一つ二つくらいのタイトルも結構あったと思うがこれらはTVや雑誌などで宣伝されまくりだったってのもある
昨今のなろう小説刑に多い無駄にだらだら長くて印象に残りにくいタイトルよりはまだマシなのかも