(最終更新日:9月3日)
「週に何時間くらい働いていますか?」
そんな素朴な質問が海外掲示板Redditに投稿され、さまざまな国の人たちから回答が寄せられていました。
How many hours do you work in 7 days?
by u/Spinachrecords in AskTheWorld
40時間前後という回答が目立つ一方で、30時間台で働いている人もいれば、50~60時間、なかには80時間を超えるという人も。
さらに興味深いのが、単純に「週○時間」とは言えない働き方をしている人も少なくないようです。
4日勤務で週30時間台という人や、ある週は60時間働いて翌週は大幅に休む人、在宅勤務で勤務時間と実際に仕事をしている時間が違うという人までいました。
海外の人たちは、実際にどれくらい働いているのでしょうか。
「40時間」が多い一方で、30時間台という回答も
最初に目立ったのは、やはり40時間前後という回答です。
アメリカからは、
「40時間。自宅で働いていて、だいたい8時から17時まで仕事をしている。ただ、かなり融通が利くので、散歩やランニング、ちょっとした用事を済ませたり、早めに夕食を作ったりもできる」
という声がありました。
ドイツからも40時間、トルコからも40時間、スウェーデンからも「5日間で40時間」という回答が出ています。
一方で、30時間台という人もかなりいます。
オランダでは、
「32時間。その半分は自宅から」
という回答があり、別のオランダ人からは、
「33.5時間。4日間で働いている」
という声も。
さらに別のオランダ人は36時間勤務で、こちらも「4日×9時間」という働き方でした。
イギリスからは「標準の37.5時間」、ベルギーからは37時間、フィンランドからは37.5時間という回答もあります。
つまり、同じ「フルタイムで働いている人」でも、必ずしも週40時間とは限らないようです。
「35時間」が基準のフランスでは?
フランスからは、
「40時間、月曜から金曜の9時から18時まで」
という回答がありました。
ただし、このユーザーは続けて、
「フランスの標準的な労働時間は週35時間だけど、多くの人はそれ以上働いている」
と説明しています。
このスレッドでは、国によって「標準」とされる労働時間と、実際に働いている時間が必ずしも一致しないことも見えてきます。
デンマークからは「37時間分が支払われている」という回答。
カナダからは「35時間。ただし昼休み1時間も給料が出るので、40時間分支払われる」という人もいました。
単純に「何時間会社にいるか」だけでは、実際の労働条件は分からないようです。
50~60時間以上働く人も
もちろん、40時間前後で収まっている人ばかりではありません。
カナダからは、
「毎週50~60時間」
という回答。
アメリカからは、
「45~75時間」
という人もいました。
また、会計・財務関係の仕事をしているアメリカ人からは、
「40時間分の給料だけど、平均すると週50~60時間働いている」
という回答が寄せられています。
会計処理の締めや棚卸し、監査の時期には特に忙しくなるそうです。
教師からも、
「40時間労働として給料をもらっているが、実際には60~80時間くらいになる週もある」
という回答がありました。
こちらは、実験や薬品の準備、課題や実験の採点、テストの作成・採点などがあるため、週末にも仕事をすることがあるそうです。
このコメントには別のユーザーから、
「教師は世界中どこでも給料が低く、評価されず、働きすぎている!」
という反応も寄せられていました。
「週によって全然違う」という人も
今回のスレッドで特に面白いのが、毎週同じ時間働くわけではない人たちです。
アメリカからは、
「最大で85時間くらい。でも、その次の週は休みになるから帳尻が合う」
という回答。
オーストラリアからも、
「60時間働いて、次の週は25時間。その次は60時間、25時間……」
という変則的な勤務をしている人がいました。
また、アイルランドからは2週間で84時間という人がおり、
「1週目は60時間、2週目は24時間」
という働き方をしています。
フィンランドからは、
「本業が40時間。そのほかの仕事で0~15時間」
という回答もありました。
こうして見ると、「1週間に何時間働くか」という質問だけでは、働き方の実態を捉えきれないケースも多そうです。
4日勤務で「3連休」という働き方も
勤務日数そのものが少ない人もいました。
イギリスからは、
「週37時間、4日勤務。3日間の週末がある。最高だよ」
というコメント。
オランダでも33.5時間を4日で働いている人がいます。
また、オーストラリアからは36時間を3日間で働いているという回答もありました。
一方で、4日勤務でも1日10時間働くという人も。
アメリカからは、
「普段は40時間。10時間勤務を4日間で、3日休み」
という回答がありました。
どうやら、「週40時間」という数字だけを見ると同じでも、5日間に分けるのか、4日間にまとめるのかで生活スタイルは大きく変わるようです。
「40時間勤務だけど、実際には35時間くらい」
在宅勤務をしている人からは、さらに別の事情も語られていました。
アメリカからは、
「40時間契約だけど、ハイブリッド勤務なので、自宅で働く日はジムに行ったりもする」
という人。
別のアメリカ人も、
「40時間勤務だけど、実際に働いているのは35時間くらい。スケジュールに融通が利く」
と答えています。
カナダからも、
「40時間。ただし在宅勤務なので通勤もなく、仕事前の準備も少ない。昼休みを取らずに早く仕事を終えることもある」
という回答がありました。
一方で、別のアメリカ人は、
「正式には週36時間職場にいる。どれくらい実際に仕事をしているかは、また別の話だけどね」
とコメント。
「勤務時間」と「実労働時間」をどう考えるかでも、数字は変わってきそうです。
「週70~100時間」という人も
スレッドには、さらに極端な回答もありました。
クルディスタンのユーザーは、ペシュメルガとして特殊対テロ部隊に所属しているとして、
「1日10~12時間ほど訓練などをしている。週70~95時間くらい。軍でやっていることを全部含めれば100時間くらい」
と回答しています。
イギリスからは、
「84時間」
という回答もありました。
こちらは海上勤務で、「7日間×12時間」という勤務形態だそうです。
ただし、その代わりに年間の半分ほどを休めるとのこと。
このように、長時間働いているように見えても、勤務形態や休日の取り方まで含めると事情はかなり違います。
「仕事は40時間だけど、家に帰ってからも仕事」
また、今回のスレッドでは「何を仕事と考えるのか」という話にも広がっています。
フルタイムで働く母親から、
「私は40時間をはるかに超えている」
というコメントが投稿されました。
これに対して別のユーザーは、
「料理、掃除、洗濯、家族に関する事務作業が仕事ではないなら、なぜ他人にやってもらうと有給の仕事になるのか? それも第二の仕事だ」
と指摘。
一方で、
「親としての役割をするのは第二の仕事ではなく、普通の生活だ」
という反論も出ています。
そして投稿者本人は、
「仕事は仕事」
と返していました。
「週何時間働いている?」という一見シンプルな質問から、家事や育児まで含めた「労働」の考え方にまで話が広がっています。
国によって「働く時間」の形はかなり違うのかも
今回のスレッドで目立ったのは、「週40時間」という数字そのものよりも、同じような労働時間でも、その働き方にはかなり違いがあることでした。
週35時間前後で働く人もいれば、40時間前後が基本という人もいる。50~60時間以上働く人もいて、なかには特定の週だけ80時間を超える人もいます。
一方で、4日勤務にして3日休む人や、忙しい週に長く働いた分を翌週の休みに回す人もいました。
在宅勤務によって通勤時間がなくなり、仕事の合間に用事を済ませられるという人もいれば、勤務時間としては40時間でも、実際の作業時間はもっと短いという人もいます。
結局のところ、「週に何時間働いているか」という数字だけでは、その人の働き方までは分かりません。
国によって標準とされる時間が違うだけでなく、勤務日数や休暇、在宅勤務、残業、職種などによっても事情は大きく変わるからです。
世界各国の回答を並べてみると、「働く時間」は単純な数字ではなく、それぞれの国や職場の働き方を映すものなのかもしれませんね。


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