第二次世界大戦中、ナチスに追われながらも危険な任務に身を投じた女性がいたそうです。
あまり知られていないかもしれませんが、海外掲示板では彼女の大胆な行動や伝説的なエピソードが話題になっていたので、今回はその反応をいくつかご紹介します。
海外の反応
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『ナンシー・ウェイク(Nancy Wake / コードネーム:ヘレーヌ)』は、第二次世界大戦で最も勲章を受けた連合国の女性諜報員だ。
彼女はフランスにパラシュートで潜入してレジスタンスを支援し、その捕まりにくさからゲシュタポに「白いネズミ」と呼ばれていた、1940年代の話だよ。

海外の反応さん
*以下、有識者ニキの解説(長いので折りたたんでます。)
彼女はニュージーランド生まれのキウイ(ニュージランド人の愛称)で、オーストラリアで育ったんだ。フランス人と結婚して、フランスが侵攻されるときにはマルセイユに住んでいた。
彼女はパット・オリーヴァリー脱出ラインの連絡員になった。この脱出ラインはイアン・ギャロウというイギリスの将校が作ったんだ。彼はダンケルクで取り残されて、徒歩でマルセイユまでたどり着いた(地理に詳しくない人向けに言うと、フランスのほぼ反対側だ)。中立のスペインに行く代わりに、イギリスの空軍兵をスペインまで逃がす脱出ラインを作ったんだ。
1943年にはドイツ軍に彼女の存在が知られるようになり、彼女はスペインに逃げてイギリスへ渡り、CIAのモデルになったSOEに参加した。夫は処刑されてしまった。
1944年には彼女はフランスにパラシュートで潜入し、3人チームの一員として、ドイツ軍とマキ(ヴィシー占領下のフランスで戦ったフランスとベルギーのレジスタンス)勢力の戦いにも参加した。
マキは敗北し、彼女は自転車で500km走ってSOEに状況報告を届けたんだ。
彼女はイギリスからジョージ・メダル(1945年7月17日)、アメリカから自由勲章(1947年)、フランスからレジオンドヌール勲章(1970年:ナイト、1988年:オフィサー)、オーストラリアからオーストラリア勲章コンパニオン(2004年2月22日)、ニュージーランドからゴールドバッジ(2006年)を受けている。
SOEの公式歴史家M.R.D.フットは、「彼女の抑えきれない、感染力のある明るい精神は、一緒に働く全員にとって喜びだった」と述べている。
*SOE(特殊作戦執行部)とは、第二次世界大戦中のイギリスに設置されていた特殊作戦および諜報機関のこと。
海外の反応さん
ヤバすぎる…伝説だわ。
絶対映画化してほしい。
海外の反応さん
いや、ハリウッドが絶対に台無しにするよ。
海外の反応さん
俺も同意!!!
しかも、ちゃんと正確でくだらない雑な内容じゃないことを祈るわ。
海外の反応さん
ドイツ側で彼女と仕事した人たちは、あんまり楽しくなかったんだろうな…。
海外の反応さん
今すぐ映画化すべきだろ、伝説すぎる。
海外の反応さん
なんでまだ彼女の物語を映画化してないんだ!?
海外の反応さん
一応映画化はされたけど、Wikipediaによると本人が脚本を気に入らなかったらしいね。
海外の反応さん
映画は2本あるけど、どっちも微妙なんだよね。
*1987年に『Nancy Wake』、2014年に『Nancy Wake, the White Mouse』という題で映像化されてるみたいです。
海外の反応さん
80年代にイギリスでミニシリーズが作られたこともあるよ。
海外の反応さん
ゲシュタポは彼女を本気で捕まえたがってて、頭に500万フランの懸賞金をかけてた。
一度トゥールーズでフランス民兵に逮捕されたこともあったけど、ゲシュタポが彼女の正体に気づかず、4日後に釈放されたんだ。
2011年に98歳で亡くなったけど、まさに伝説であり、みんなの憧れだった。
海外の反応さん
史上最高クラスのオーストラリア人の一人だね。
海外の反応さん
正確にはニュージーランド、オーストラリア、そしてフランスの人でもあるんだよ。
ニュージーランド生まれ、オーストラリア育ちで、フランス人と結婚して戦争が始まった時はフランスに住んでた。
だからオーストラリアだけが「自国の英雄」って言い張るのはちょっと違うかもね。
海外の反応さん
ニュージーランド生まれでオーストラリア育ち、最高位の英雄であり、複数の国で何百万人もの人々から称賛と敬意を受けた女性だ。
彼女の自伝 『白いネズミ』(ナチスがつけたコードネーム)は、見つけられればぜひ読む価値がある。
ニュージランド
俺たちキウイは小さいけどめっちゃ強いんだぞ。
ニュージランド
自分ニュージーランド出身だけど、この女性のこと全然知らなかったわ。
俺たち、彼女に相応しい注目を全然してこなかったね。
海外の反応さん
オーストラリアではかなり知られてるよ。
でも両国とも、公式の栄誉はほぼ同じくらい与えてるみたいだね。
海外の反応さん
自分の教えてきた学生の中でも特に女の子たちは、授業で彼女についてレポートを書いてくれたことが多い。
オーストラリアとイギリスの勲章を受けているナンシー・ウェイクは本物の英雄だよ。
ぜひ読んでほしい人物だ。
海外の反応さん
ナンシー・ウェイクとマリー・キュリーは、ずっと自分が尊敬してきた二人の女性だ。
学生にもずっと彼女たちのことを学ぶよう勧めてきたよ。
海外の反応さん
彼女についての俺の超お気に入りエピソード。
90年代に2人目の夫が亡くなった後、生活費のために自分の勲章を売ったんだ。
「持ってても意味ないし、たぶん地獄行きだし、溶けちゃうだろうから」と言ってね。
海外の反応さん
そのセリフは完全に主人公感があるな。
海外の反応さん
それでも彼女がそんなことをしなきゃいけなかったのは悲しいね。
海外の反応さん
軍の式典でほんの少しだけ彼女に会ったことがあるんだけど、正直言ってすごく無愛想で気難しくて、全然我慢強いタイプじゃなかった。
でも「あんなことをやり遂げた人なんだから、まさにそういう性格じゃなきゃ無理だよ」って言われて、なるほどって納得したよ。
海外の反応さん
ウェス・アンダーソン映画のキャラみたいな見た目してるな。
海外の反応さん
俺はジブリのナウシカっぽいって思ったね。
海外の反応さん
これはナンシー・ウェイクじゃない。
シャルトルーズ山脈のマキ(レジスタンス)に所属していた若い男性で、SOEとは何の関係もないよ。
*『Mission France』という本に書かれてるそうですが真偽不明です。
海外の反応さん
もし本物なら、それはそれでナンシー・ウェイクっぽい行動だよな。
実際にはただの男性兵士の写真を、あたかも彼女の写真みたいに投稿するなんて。
海外の反応さん
第二次世界大戦でSOEのエージェントは約13,000人いて、そのうち3,200人が女性だったんだ。
ウェストミンスター寺院には彼女たちの記念碑があるよ。
ウィリアム・モリスはこの寺院を『国民のヴァルハラ』と表現していたんだ。
海外の反応さん
すごい人だな。
絶対この人について調べてみるよ。
以上、海外「空から敵地に潜入して、ドイツ軍を翻弄してた女性兵士👩を紹介するよ」への反応でした。
こんな人がいたとは…。
需要あるかわからないんですけど、歴史的な事柄が好きなので取り上げてみました。



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