そろそろハロウィンだけど、君らの国の民間伝承に出てくる「怖い存在」ってなに?(海外の反応)

不思議・驚き
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世界中には、日本ではあまり知られていない、不思議でちょっと怖い民間伝承、神話、都市伝説がたくさんあります。

そこに登場する恐ろしい存在について話題になっていたので、今回はその反応をご紹介します。

海外の反応

投稿者(バングラデッシュ)

ハロウィンも近いし、みんなの国の民話とか伝承に出てくる「怖い存在」ってどんなのがいるのか気になる。

バングラデシュの民間伝承にはいろんな幽霊がいるけど、その中からいくつか紹介するね。

以下は、左上から順に各人物の投稿主による説明です。

  1. ニシ・ダク:きちんと埋葬されなかった人の霊。遠くに影のように現れる。
  2. シャクチュンニ:欲望を満たせないまま亡くなった既婚女性の霊。
  3. ペトニ:未練を残して死んだ女性の幽霊。生者や未亡人に取り憑くことが多い。
  4. ベゴ・ブート:トラに襲われて死んだ人たちの霊。スンダルバンス(湿地地帯)で見かけられる。

ロシア

ジェルジャイ(Жердяй)。
背が高くて痩せた生き物で、夜になると村をうろついて窓の中を覗いてくる。

image by Short_Description_20

アメリカ

えーとつまり、知らない人の家の窓を覗くだけ?
ただ、それだけ?

ロシア

うん。彼はただ生きてるだけで、何の目的もない。
必要とされてもいないし、生きる意味もなくて、完全に孤独なんだ。

イラン

俺の人生そのまんまじゃん。

アメリカ

怖いっていうより、なんか哀れに思えるな。
クッキーでも置いといてあげたくなる。

アメリカ

初めて聞いたわ。
うちの家族は92年にロシアを出たけど、昔話といえば金魚の願いとかバーバ・ヤガとかだった。
こいつの話は聞いたことないな。
本とか物語に出てくるの?

ロシア

めちゃくちゃマイナーな存在で、情報もバラバラなんだ。
本になってるわけでもなくて、ちょっとしたメモや短編で数回触れられてるだけって感じ。

オランダ

オランダじゃ全員これをやってるよ。
カーテン開けたままの家の窓を覗くのは、夜のスポーツみたいなもんだし。

ポーランド

ウィッチャーが倒す怪物たちは、ほぼスラヴ神話が元になってるんだ。

個人的に一番怖いのは「ポウウドニツァ(Południca)」。
正午ちょうどに現れる女の悪霊で、収穫期の畑に出てくる。
白い服を着て鎌を持ち、働いてる人に日射病や狂気を引き起こす。
だから昔は、真昼の一番暑い時間は畑仕事を休むのが習わしだったんだ。

image by CzemuDlaczego

どこかの国

あと「バーバ・ヤガ」も。
スラヴ圏ほぼ全部に出てくる。

*バーバ・ヤガとは、スラヴ民話に出てくる痩せこけた老婆の魔女。森の中に住み、子どもを襲って食べると言われてるとのこと。

ポーランド

間違いない。もし「子どもの頃に怖かった怪物は?」って聞かれたら、絶対バーバ・ヤガって答える。
テレビに出てきただけで部屋から逃げ出してたからな😁

アメリカ

昼間に出るって珍しいな。
でも「熱中症になる前に休め」って理にかなってる。
風車の村のあたりだと、出現率高かったりするのかな?

どこかの国

うちの姉にそっくりだわ。

グアテマラ

ヨロー(La Llorona)。
自分の子どもを川で溺れさせてしまい、その魂を探して世界をさまよう女性の霊だよ。
基本的にはそんな話。

image by Ok-Log8576

どこかの国

この話で一番ゾッとするのは、「遠くで泣き声が聞こえたら実は近くにいる」「近くに聞こえたら遠くにいる」って設定なんだよな。

日本

うわ、それめっちゃ怖いな!

アメリカ

グアテマラで聞いた話だと、彼女はベールを被ってて、その下には死体か馬の顔があるってバージョンがあった(意味はよく分からないけど)。
メスキタルにいたとき、毎週のように酔っ払いが堀に落ちて、「ラ・リョローナに引きずられた!」って騒いでたな。

インド

チャーサン(ざっくり言うとゴブリンみたいなやつ)。
人をちょっとずつイラつかせて、最後は食べ物をもらうまでしつこく絡んでくるんだよ笑 
ホラーってほどじゃないけど、結構好きなんだよね。

アメリカ

あー、それ分かるわ。
うちにも似たようなのいるよ、まあネコって言うんだけどね笑

アメリカ

いや、ずっとイラつかされるとかそれもうホラーだろ。
チャーサン、これは俺のカップケーキだ!さっさと、どっか行け!

アイルランド

バンシー。
妖精の女で、家族の誰かの死を泣き叫んで知らせる存在。
叫んだり、すすり泣いたり、髪をとかしたりするんだ。

image by Due_Web_8584

どこかの国

あと「プーカ」ってのもいるね。
いたずら好きだったり、悪意ある精霊だったりって説がある。
姿を変えることができて、人を助けたり危険から導いたりもする。

イギリス

他の妖精たちは叫んだり泣いたりしてるのに、髪をとかす子が一人だけ混じってるの笑うわ。

スコットランド

スコットランドの伝承に登場するビーン=ニー(Bean-Nighe)。
死の前兆とされるバンシーの一種だ。

imege by ssddalways

イギリス

スコットランドには幽霊や怪物、伝説の生き物がたくさんいるよな。

ブラジル

ブラジルには神話が山ほどあるけど、一番有名なのはたぶん「ムーラ・セン・カベッサ(Mula sem cabeça)」だね。
頭のないラバで、首のところから炎が噴き出してるんだ。
カトリックの神父と恋愛関係になった女性が、この怪物になるって言われてる。

個人的にお気に入りは「マピングアリ(Mapinguari)」。
巨大な猿みたいな怪物で、目がひとつしかなくて、腹のあたりに大きな口があるんだ。

マピングアリ」image by Fun-Butterscotch3035

フランス

アンコウ(The Ankou / ブルターニュ地方の伝承)。
死そのものを具現化した存在。
逆向きの大鎌で人を斬り、魂を回収していくんだ。

image by BillyKido

アメリカ

この馬って頭が2つあるのか?

どこかの国

戦車だよ。

どこかの国

やっぱケルト文化の影響が大きそうだね。

アメリカ

ナバホ族の伝承に出てくる「スキンウォーカー」ってやつ。
自分はアメリカ南西部の出身なんだけど、先住民だけじゃなくて、普通の人の中にも「本当にいる」って信じてる人が結構いるんだ。
有名なのは「スキンウォーカー・ランチ」だな。
興味深い話が山ほどあるよ。
ただ、スキンウォーカーの詳細を語るのはタブーだから、詳しいことはあまり知られてない。

image by MagicPigeonToes

アメリカ

似た感じの話だと、アルゴンキン族の「ウェンディゴ」だな。
人食いという禁忌を犯したことで生まれる怪物。

ニュージーランド

マジで最近のYouTubeショートとかTikTok、スキンウォーカー動画で埋まってるよ。
ちょっと変な動物見つけるたびに「オーマイガー!スキンウォーカーだ!」って騒いでる人たちがいる。
しかもアメリカ人じゃない人も多いし。
スキンウォーカーが船でオーストラリアまで渡ったっての?

アメリカ

この中だと、今のところこれが一番ゾッとするかも。

メキシコ

エル・チャロ・ネグロ(El Charro Negro)。
悪魔に魂を売って財産を手に入れた男で、今では街道をさまよいながら旅人を誘惑するって言われてる。
通りがかる人にテキーラや財宝を差し出して、その代わりに魂を奪おうとするんだ。
欲深い人間を懲らしめ、夜道から遠ざけるための存在だよ。

imege by gremlin24565

イラン

イランの伝承には何百、もしかしたら何千って怪物がいる。
「iranian_myths」って名前のInstagramページがあって、全部の神話生物をまとめようとしてるんだ。
この画像のやつは「ディーヴ・エ・セピード(白いディーヴ)」って言うんだけど、「Div」をどう訳せばいいのか分からないんだよね。

image by mahdi_lky

アメリカ

「悪魔」とか「デーモン」って訳すのが一番近いかもな。

アメリカ

ジン(精霊)に似てる感じ?

イラン

いや、違う。Wikipediaでも英語表記は「Div」のままなんだ。
どっちかというとデーモンとかオーガ(鬼)に近い存在って感じかな。

ニュージーランド

ホラー限定じゃないけど、ニュージーランドで一番有名な神話上の存在は「タニファ」。
川とか大きな湖に棲むとされる伝説の生き物だよ。

image by lexicats

ニュージーランド

ああ、こいつらね。
自分も子どもの頃からタニファの話聞いて育った。
ある話では人食いの怪物、別の話では水の守護者。
姿もいろいろで、大トカゲだったり、クジラだったり、サメだったりするんだよね。

スウェーデン

「ミュルディング(Myrdhing)」とか「ミュルリング(Myling)」って呼ばれてるんだけど、殺された子どもの霊なんだ。
母親が妊娠を隠すために殺してしまった子どもって言われてる。
その霊を救うには、その子に名前をつけて、墓地まで運んであげる必要がある。
そこでやっと聖なる地に眠ることができるんだ。
ちなみに語源の「myrdha」って、「murder(殺人)」と同じ言葉なんだよ。

どこかのくに

なんか「ウィッチャー3」のクエストでそんな話あった気がする。
北欧とポーランドの民話って、けっこう共通点あるの?

*ウィッチャー3は、ポーランドのゲーム会社が作った大人気RPGゲームのこと。

スウェーデン

正確にはわからないけど、そんなに遠くもないしね。
それに一時期ポーランド王がスウェーデンを治めてたこともあるし。

フィンランド

フィンランドにも似た話あるよ。
「イフティリエッコ(Ihtiriekko)」って呼ばれてる。

オーストラリア

「ヤウィー(Yowie)」が一番有名かな。
もともとは先住民の伝承に出てくる存在で、森に住んでる。
オーストラリア版ビッグフットみたいな感じのやつ。

image by BigBoiBob444

ノルウェー

  1. ドラウグ(Draug):海で溺れ死んだ船乗りの亡霊。海をさまよい、人を水の底に引きずり込む。
  2. ノック(Nøkk/ノッケン):人を湖に誘い込み、音楽で惑わせて溺れさせる男の水の精。
  3. フルドラ(Huldra):背中が空洞だったり尻尾を持っていたりする森の妖精。美しいけど男には危険。
  4. トロール:説明不要だよね。
  5. マーレ(Mare):胸の上に座って悪夢や金縛りを起こす夜の悪魔。「ナイトメア」の語源にもなってる。
  6. フォッセグリム(Fossegrim):滝の精霊で、バイオリンのような音色を奏でるけど、近づく者を溺れさせることもある。

アメリカ

ノルウェーの伝承、やけに「溺れる」話が多いな。

ノルウェー

国のほとんどが海や湖に囲まれてるからね。
昔は行方不明者が出ると、こういう神話で説明してたんだと思う。

カザフスタン

ジェズティルナク(Zheztyrnaq)。
銅の爪を持つ女だよ。

image by AgencyBrave3040

日本

見た目めっちゃキマってるね!

どこかの国

で、こいつは何するやつなの?

*カザフスタン神話に出てくる邪悪な悪魔とのこと。調べても具体的なことは分かりませんでした…。

南アフリカ

トコロシェ(Tokoloshe)
子どもの頃に怖がらされたバージョンでは、ゴブリンみたいな存在で、床を這い回ったり、ベッドの脚をよじ登ったり、胸の上に座って夢を盗んだりする。
ベッドをレンガの上に置けば安全と言われてた。
彼が床を走り回る音は聞こえるけれど、ベッドの上までは来られない。

image by Southern Africa Travel

アメリカ

ノット・ディア(Not Deer)。
一見普通の鹿に見えるけど、目が前向きについていて…捕食者みたいなんだ。
これが唯一の警告サイン。

image by ChickenMcSmiley

アメリカ

アメリカのどのあたりの話?聞いたことないんだけど。

ノルウェー

アパラチア地方だよ。

イギリス

スティーヴン・セガールっぽい生き物だな。

イギリス

写真はめっちゃ怖いのに、見た瞬間に笑ったわ笑。


以上、そろそろハロウィンだけど、君らの国の民間伝承に出てくる「怖い存在」ってなに?への反応でした。

日本だとナマハゲとかカッパとか結構いますよね。

これらの他にも、ヤギと旅しながら子供襲って食べるヤギ男や、バイオリンの音色で水辺に誘い込んで溺れさせる男の子などが挙がってました。

セイレーン、八岐大蛇、一角獣、古今東西の竜といった想像上の生き物や、カフカ、C・S・ルイス、スウェーデンボリーらの著作に登場する不思議な存在をめぐる博覧強記のエッセイ一二〇篇。

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