なぜ世界の国々は平和に共存できないのだろうか?(海外の反応)

質問・雑談
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なぜ人類は平和に共存できないのか、そんなシンプルそうで深い問いが、ある海外掲示板で話題になり、多くの意見が集まりました。

今年は原爆投下から80年の節目ですが、世界はいまだに安定した平和からはほど遠い状況が続いています。

今回は、なぜ共存が難しいのか、その具体的な原因について寄せられた海外の反応をいくつか紹介していきます。

海外の反応ニュース(外部サイト)

海外の反応

翻訳元:RedditReddit2Reddit3

投稿者

真面目な話、なぜ世界の国々は平和に共存できないんだろうか?

海外の反応さん

力関係の問題だよ。
グローバルサウスは大国の影響下にあって、その大国のほとんどは西側に集中してる。
新植民地主義という現実に基づくイデオロギーがある限り、平和なんて訪れない。

*新植民地主義(ネオ=コロニアリズム)は、武力で直接支配する昔の「植民地主義」とは違い、政治的には独立を認めながらも、経済支援や投資、借金などを使って、その国を実質的にコントロールすることをいいます。

海外の反応さん

君らは、会う人全員と仲良くできてる?

海外の反応さん

いや。
でも殺そうとしたりしないね。

海外の反応さん

その考えを国レベルに引き上げると、人間が「資源のひとつ」って扱いになるんだろう。

海外の反応さん

違いすぎて一緒に生きていけないんだよ。
人は「自分と違うもの」を嫌うし、それって何千年もずっと変わってない。

海外の反応さん

人それぞれ欲しいものが違うし、しかもだいたい矛盾してる。
そりゃ争いも起きるよな。

海外の反応さん

対立する宗教ってのも大きな要因だと思う。

海外の反応さん

地政学的な思惑があるんだよね。
国同士の争いって、表向きの理由はどうあれ、実際にはいろんな利害が重なってて、最終的には「自国にとって重要な地政学的な目的」に行き着くことがほとんどなんだよ。

海外の反応さん

人間の性(さが)だよ。
人は自分や自分の「部族」を良くしようと努力して、
当然ながら他の「部族」と資源や優位性を競い合う。
部族主義やナショナリズム、そして他の集団への疑いは、人類が進化してきた中で根付いた本質的な特徴なんだ。
人間がいる限り、世界平和は永遠に難しいんじゃないかな。

海外の反応さん

資源と部族意識。
俺の部族のほうがあんたの部族より優れてるって感じで、これが理由だ。

海外の反応さん

誰かしらの個人や集団、国がいつだって他の誰かや集団、国が持ってるものを欲しがるもんなんだよね。

海外の反応さん

あるいは、自分たちが持ってるものを守るために、他を殺したり支配したりすることもある。

海外の反応さん

俺たち忘れがちだけど、人間も自然の一部なんだよな。
自然は平和なんかじゃない。
地球上の生き物で、何かと競争してないやつなんて一匹もいない。

海外の反応さん

文化の違いって大きいよ。
資源は限られてるし、みんなそれを欲しがる。
俺らは思ってるほど賢くなくて先を見通せるわけじゃないし、戦争は他国に自分の意志を通す唯一の手段でもある。
国連はそのへんをなんとかしようとした組織で、全ての国が決定を守る理想を目指してるけど、権力をもった国がそれを手放すのは現実的じゃない。
だから実際は国連に強い権威はなくて、各国が勝手に動いてる感じだ。
EUは似た文化の国がまとまった珍しい例だけど、そこでもルールに反発したり、変化を拒む国が出てきてる。

海外の反応さん

それな、アメリカとか大国が国連で拒否権持ってるってだけで話はほぼ終わるよな🤦🏽‍♂️

海外の反応さん

国連ができた頃、アメリカやフランス、イギリスは人類史上最悪の悪に対して大きな犠牲を払って勝ったことである程度の倫理的権威があったし、ソ連や中国も同じく犠牲を払ってた。
1945年から色々変わったけど、当時は合理的な理由もあったし、彼ら5か国は世界の経済や人口の大部分を占めてたんだ。あと、10の非常任理事国もある。
もちろんシステムは問題だらけだけど、国連の目的を常任理事国が真剣に受け止めてた時期もあった。
完璧じゃないけど、国連は前に進む一歩だよ。

海外の反応さん

拒否権があるのは、核を落とす代わりにそれを使えってことだよ。

海外の反応さん

みんなまるでこれは不可能なことみたいに話してるけど、1950年代の西ヨーロッパだって同じことが言われてたはずだよ。
それがEUができて、今じゃ史上最長レベルの平和が続いてる。
経済的な統合こそが鍵なんだよ。

海外の反応さん

武器産業が、とにかく金になるんだよ。
あのアイゼンハワーも、それについて警告してたくらいだし。

海外の反応さん

複数の国の経済が武器の輸出に依存してる時点で、戦争はなくならないよ。
今この状態で世界平和が実現したら、今の経済システムが崩壊するレベルだと思う。

海外の反応さん

人類って、ほんとリーダー選ぶの下手だよね。

海外の反応さん

正直、国を率いたいなんて思う時点でちょっとイカれてると思うんだよな。
だからこそ、本当に向いてる人ほどやりたがらないっていう。

海外の反応さん

そうそう。
もちろん他の政治体制にもリスクはあるけど、民主主義ってけっこう致命的な欠点もあるんだよ。
多くの人はお金の管理も苦手だし、短期的な我慢ができない。
経済の知識もないし、政治の「反対側の視点」を理解しようともしない。
なのに、その人たちが国のリーダーを選ぶんだよな。
で、結局みんな自分や家族にとって得になる「短期的なメリット」をくれる政治家に投票する。
まぁ、それも責められないけどさ。
しかも政治家のほうも、当選するまでにいろんな取引して資金や支持を得てるから、いざ当選しても、任期中はその「借り」を返すことで手一杯になる。

海外の反応さん

国は結局、人とその上にいるリーダーの集まりだし、世界の舞台の中身は学校の校庭と変わんないんだよ。

海外の反応さん

10人の適当な人間を集めても全員一致はまず無理なのに、地球には80億以上もいるんだぜ。

海外の反応さん

何かを同意する必要はない。
ただ、お互いに暴力を振るわなければいいだけさ。

海外の反応さん

同意することじゃなくて、意見の違いを暴力にまでエスカレートさせないのが大事だ。
無作為に選ばれた10人が何かに同意するのは無理でも、お互いを殺したり暴力を振るわないくらいは期待できるはず。
そういう状況が成り立たないのは野蛮で、まるで中世みたいなもんだよ。

海外の反応さん

人間は、生まれつき「身内同士の競争」と「外の集団との争い」のバランスを取るようにできてる。
しかも、信頼関係を築ける人数には限界があって、多くて100〜120人くらい。
それ以上の規模になると、共通の文化や価値観、大規模な仕組み(官僚制度とか)が必要になる。
基本的に、人間は自分の直接の知り合い以外を信用しにくい生き物だから。
そういう文化や集団の違いが、状況が悪くなったときに、対立や衝突の火種になりやすい。

海外の反応さん

みんな欲しがってるものがバラバラなんだよ。
民主主義を望む人もいれば、権威主義がいいって人もいる。
イエスを信じて他人にも信じろって言う人もいれば、放っておいてくれって人もいる。
富は平等に分けるべきだって人もいれば、自分のものは自分のものって考える人もいる。
戦争が起きるのは、どうしても譲れない価値観があるのに、それが人によって違うからだ。

海外の反応さん

自分たちを「人間」って呼んでるけど、それは頭のおかげで世界を「賢く」理解できるからだよ。
でも結局、俺らも動物で、動物みたいに生きてる。
理想の平和を無理に押し付けようとするから、平和じゃなくなるんだ…。

海外の反応さん

もしこの問いの答えが知りたいなら、宗教的な原理主義者(宗派は関係ない)に会って、「あなたの考えは間違っていて、それを証明できる」と言ってみるといい。
もし相手が納得して考えを改めたら、その時こそ世界平和は達成されたと言える。
今度は宗教をナショナリズムに置き換えてみよう。あるいは部族主義や性差別でもいい。
人間を「こっちの集団」と「あっちの集団」に分けるあらゆる考え方、その分断にある根本的な問題を解決できたなら、世界は一つになれる。

健闘を祈る。


以上、「人類がなぜ平和に共存できないのか?」の海外の反応でした。

争いのない世界は簡単には訪れませんが、まずは「なぜ争いが起きるのか」を知ることが、平和への第一歩になるのかもしれません。

ご紹介したさまざまな意見が、みなさんが平和について考えるきっかけになれば嬉しいです。

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