11世紀のアラビア人歴史家による世界の評価をまとめた画像が話題に(海外の反応)

不思議・驚き
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中世の歴史家から見た世界各国、地域の評価をまとめた地図画像がちょっと話題になってました。

個人的にも面白かったので、今回はその反応をご紹介してみます。

海外の反応

投稿者

これが11世紀のアラブ人歴史家サイード・アル=アンダルスィーが描いた世界だ。

以下は、画像の内容を翻訳したものです。

  • ローマ人:ハンサムな男性で、強力な王たちを持ち、ギリシャ人と混ざり、彼らと同じように哲学を追求した。
  • ギリシャ:高い名声を持つ偉大な国民。アレクサンドロス大王で知られ、哲学と自然科学で有名。
  • トルコ人:最も熟練し勇敢な戦士。
  • ペルシア(イラン地域):最高で最も高貴な土地。世界最高の統治者と行政官で知られ、医学と天文学で優れている。
  • エジプト:偉大な栄光を持つ民。彼らのモニュメントと構造物は地球上で比類ない。
  • アラブ:人生の苦難に耐え、屈辱を受け入れることを誇り高く拒否したことで知られる。彼らの言語、演説術、詩が世界の誇り。
  • シンドとインド:数学で優れ、医学で最高。彼らの王は知恵と美徳で知られる。(シンドとは、かつて現在のパキスタンあたりにあった国です)
  • 中国:最も人口が多く最大の国民。工芸と忍耐強い労働で優れ、芸術を完璧にする。
  • ヨーロッパ方面:暴政と気候が悪い。
  • アフリカ方面(エジプト以南) :気候が悪い。

海外の反応さん

西ヨーロッパにはあんま感心してなかったっぽいな。

海外の反応さん

あそこは野蛮人の地だからな。

海外の反応さん

11世紀の頃なんて、ヨーロッパはまだ大した動きなかったしね。

海外の反応さん

まぁその通りだけど、一応思いつくだけ挙げると
 ・レイフ・エリクソンがヴィンランドに短期間だけ入植
 ・東西教会の大分裂(1054年)
 ・ノルマン人のイングランド征服(1066年)
 ・叙任権闘争(1075年)
 ・大学の創設(1088年以降)
 ・ノルマン人のシチリア征服(1061〜1091年)
 ・第一次十字軍(場所はレバントだけど、呼びかけはヨーロッパ発)

これらがあったよ。

海外の反応さん

この人がもし現代のオハイオ州(State of Ohio)を見たらどう思うんだろ。

海外の反応さん

そういえば「Ohio」ってスペイン語のスラングでケツの◯って意味じゃなかったっけ?

*汚い表現だったので一部「◯」にしてます。

海外の反応さん

俺はスペイン人だけど違うぞ。
それは「Ojete」だ。

海外の反応さん

ペルシャはかつて偉大な支配者たちの地だったのにな…どこで道を誤ったんだ?

海外の反応さん

サファヴィー朝以降かな…。

海外の反応さん

シンドやインドの描写が似てるのは面白いね。

海外の反応さん

まあ、隣国だし昔の宗教も近いからね。

海外の反応さん

シンド(インダス流域?)がインドと別で扱われてるの、ちょっと興味深いな。

海外の反応さん

もしタイムスリップして、彼らに地球儀を渡して「お前らの世界はこの小さい部分だけだよ」って指さしたら、どんな反応するんだろ。

海外の反応さん

いや、この地図見ても分かるけど、この人すでに地球が球体だって知ってたと思うぞ。
少なくともユーラシアと北アフリカくらいは概念として把握してたはず。
びっくりするのはアメリカ大陸の存在くらいかな。

海外の反応さん

そう。地球が球体だってのは紀元前3世紀からすでに知られてた。
この著者は有名な学者イブン・ハズムの弟子で、彼の本にはこうある。

証拠によって地球が球形であることは確認されている。しかし一般の人々はそうではないと言う。我々の答えとして——イスラムの学者で“イマーム”の称号に値する者で、この地球の球形を否定した者は一人もいない。むしろ、クルアーンとスンナの証拠によってその形状が確認されている

*イブン・ハズムは、神学、法学、文学に秀でた後ウマイヤ朝を代表するイスラムの学者です。後ウマイヤ朝は、8世紀から11世紀のはじめまで、スペインやポルトガルがあるイベリア半島にあったイスラム王朝のことです。

海外の反応さん

アメリカ大陸の存在を知ったら、たぶん腰抜かすだろうな。

海外の反応さん

誰もローマ人の男の見た目を褒めてた件については触れてないな笑

海外の反応さん

エジプトはこの時代でもすでに古代文明扱い、中国は人口多い。
現代と変わらないんだね。

海外の反応さん

どうやらメソポタミアはもう歴史の中から消えてしまったようだ。

海外の反応さん

トルコ人が最も勇敢な戦士って書いてあるけど、モンゴル人は?

海外の反応さん

当時のイスラム世界では、モンゴル人はトルコ人の一派と見なされてた。
だから当時の史書でも「トルコの侵入」って書かれてる。
それに、この本が書かれたのは1067年頃、モンゴル帝国よりずっと前だ。

海外の反応さん

11世紀のモンゴルは、まだモンゴル高原に閉じこもってた時代だからね。
トルコ系が草原地帯全体を支配してて、モンゴル人は外の世界とほとんど関わってなかった。

海外の反応さん

ここにコメントしてる人の大半が暴政と気候の悪い地から来てるのに他の文明を語ってるのは面白いな。

*言葉が汚かったので一部省略してます。

海外の反応さん

まぁでも、いい教訓だよ。
時代は変わるし、栄華も滅びる。
優越感に浸ってる民族ほどいずれ消える。
今の時代にも通じるね。


以上、11世紀のアラビア人歴史家による世界の評価をまとめた画像が話題にへの反応でした。

コメント数が少なく反応を紹介するか迷ったんですが、個人的に歴史的な雑学が好きなので取り上げてみました。

イスラム世界の人以外からみた世界評も気になりますね。

山裾の国の姫・アルシノエが目覚めると、イリア皇国の侵攻から1か月が経っていた。あの日、母が殺され、邪竜が目覚め、祖国が焼かれた。世界を滅ぼすほどの強大な力を持った邪竜を抑えこむため、アルシノエの身に宿る魔神<思い出を喰う狂女>の力を発動。<狂女>の炎により邪竜の動きを封じることに成功するが、その代償に父親との記憶をすべて失ってしまう。そんな彼女の前に、父を名乗る男・セルバンが現れーー亡国の王と、忘却の姫君。“喪失”で繋がれた二人の、“再生”の旅が幕を開けるーー!!

コメント

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