世界中には「自国では英雄とされているのに、別の国では物議を醸す人物」が意外と多いようです。
海外掲示板で「自分の国では英雄扱いされているが、母国だと物議を醸す外国人って誰か?」という質問が世界中の人が集まる国際コミュニティで話題になってました。
今回はその中からいくつか反応をご紹介します。
海外の反応
アメリカ
自分の国では英雄扱いされてるけど、母国だと物議を醸す外国人って誰かいる?
聞いた話だと、ダグラス・マッカーサーは日本や韓国、フィリピンではいろんな理由で結構好意的に見られてるらしいんだよね。
でもアメリカでは、彼ってかなり物議を醸す存在なんだ。

アメリカ
マッカーサーは自己中心的な人だった。
フィリピンで日本に降伏した副官を平気で見捨てた一方で、自分はさっさと逃げ出したんだ。
ちなみに彼の母親は(学生時代?)彼の寮の向かいにアパート借りて、勉強してる彼を監視してらしいな。
アメリカ
まったく同感だよ。
でも俺はフィリピンにも行ったことがあるけど、あそこでは彼のことを結構好意的に見てるんだ。
このトピックスにはぴったりの人選だね。
オーストラリア
オーストラリアでもあまり人気はないね。
彼はオーストラリア軍がやったことを軽視して、まるで成果を出していたのはアメリカ軍だけみたいに見せる癖があったからね。
日本
自分の周りを見る限りでは、彼に対して特に好意的でも否定的でもなくただ中立的な印象かな。
ベネズエラ
マッカーサーには、戦の神として崇めるくらいのカルト的信奉者が少なくともいたんだけどね。

*韓国の祈祷師の中にチンギス・ハンやダグラス・マッカーサー将軍を崇拝する人がいるらしいです。(参考元)
パナマ
ジミー・カーター大統領だね。
暴力的な殉教者の日を終わらせて、運河地帯の土地を返還したんだ。
ここではめちゃくちゃ惜しまれたよ。

海外の反応さん
カーターはアメリカでも多くの人に愛されてたし、在任後の半世紀にわたる人道的活動のおかげで、間違いなく最も愛された元大統領の一人だと思うよ。
20世紀の大統領の中では、最も正直で善意にあふれた人物って見られてるしね。
アメリカ
個人的には好きだし、彼は間違いなくこれまでで一番優しい大統領だと思うんだ。
とはいえ、19世紀以降の大統領の中では、正直これまでで一番ダメな大統領でもある。
アメリカ
人としては、大統領退任後に慈善活動に尽力したことでアメリカで愛される存在になったんだ。
退任後数年から亡くなる直前まで、4,400軒以上の家の建設に関わってるしね。
問題視されるのは大統領としての在任期間だけで、人間としては全く物議を醸すような人じゃないよ。
中国
マルクス

海外の反応さん
中国経済が彼の理想と全く違うのは面白いよね。
まあ、今はもう違うけど。
ドイツ
なんで?マルクスはドイツでは高く評価されてるよ。
中国
誰からさ?
ドイツ
大多数の人だよ。
ただ、右派勢力の台頭で徐々に減ってきてるかな。
アメリカ
ミハイル・ゴルバチョフ

ドイツ
ここでも同じだ。
アメリカ
彼は理不尽な国で合理的な政策を急いで実行しようとしたけど、うまくいかずソ連崩壊につながったんだ。
それで多くのロシア人は今でも不満に思ってるようだね
アメリカ
めちゃくちゃ失敗したのに、逆に自国の敵からは好かれてるんだよな。
アメリカ
それは不公平な見方だよ。
ずっとソ連の状況は悪化してたんだ。
最終的に彼に破綻が降りかかっただけでもう手遅れだったんだよ。
イギリス
アメリカではマーガレット・サッチャーを崇拝してるみたいだけど、こっちでは「物議を醸す人物」って見方だよ。
中には、もし墓の場所が公になってたら本気でその上に小便をかける人もいるくらいだ。

アメリカ
アメリカでもマーガレット・サッチャーは間違いなく「物議を醸す人物」だよ。
中国
トランプ

ベトナム
どこかで彼を英雄だと思ってる国あるの?
おそらく世界中を嫌悪感で一つにした人かもね。
アメリカ人の一部も含めて。
海外の反応さん
ロシアでしょ。
香港
これは、ただの中国のネットミームだよ。
海外の反応さん
え、本当に?
中国の人たちがトランプにどう反応してるのか、ずっと気になってたんだよね。
アメリカ
中国では彼のことを「川建国」って呼ぶんだ。
「国を作るトランプ」って意味だけど、その“国”はアメリカじゃなくて中国のことなんだよ。
アメリカ
要するに、彼がアメリカの地政学的覇権を崩して、中国に有利になるっていうジョークってこと。
ロシア
みんなの予想通りだと思うけど、トランプだね。
でも政治的な判断がすごく…その…気まぐれだから、「トランプは毎週火曜日に気分が変わる」っていう翻訳不能なジョークがあるんだ。
カナダ
彼はロシアの工作員だよ。
でもあまりバレないように見せかけの演技をしてるんだ。
海外の反応さん
ある人にとっての英雄は、別の人にとっての悪役ってことだよね。
例を挙げるなら、まさにチンギス・ハンだ。

アメリカ
チェ・ゲバラは海外では賞賛されてるみたいだけど、フロリダに住むキューバ人やキューバ国内の人たちにはあまり好かれてないね。

カナダ
間違ってなければ、フロリダのキューバ人はカストロの反乱と戦ったあとに亡命した人たちが多いはずだよ。
海外の反応さん
南米でもあまり好かれてない。
かなり物議を醸す人物だよ。
メキシコ
ほとんどの人はカストロと「戦った」わけじゃなくて、カストロの政策に反対していたから1960年代ごろに出ていったんだ。
その後キューバを出たほとんどの人は金のためで、金持ちだからって意味じゃないけどね。
メキシコ
というか、彼はアルゼンチン人だぞ。
海外の反応さん
アルゼンチン人は彼を好かないね。
物議を醸してるよ。
インド
ウィンストン・チャーチル

インド
おっと、質問を読み間違えた。
実際に言いたかったのは、彼はインドでは悪役として見られていて、他の国では英雄として見られてる。
アメリカ
ちょっと驚きだな。
ウィンストン・チャーチルは第二次世界大戦中のインドの飢饉の責任をよく問われるって聞いたことがある。
アメリカ
それだけじゃなくて、わざと無視してたんだ。
イギリス
それはよく繰り返される嘘だよ。
戦争中でやれることには限界があったけど、彼は飢饉を解決するためにできることはしてたんだ。
インド
そうだね、飢饉については彼に責任があると考えられてるよ。
イギリスが統治していた時代のやり方は、世界的に語られるときにやや控えめに扱われがちなんだ。
これは部分的には、第二次世界大戦でイギリスが勝利国だったことも影響していると思う。
アメリカ
枢軸国の酷さが際立っていたせいか、イギリスの植民地支配や、ヒトラーに次ぐ残虐と見なされた政権でさえ、相対的に「善玉」のように見えてしまうのはちょっと驚きだよね。
アメリカ
シャルル・ド・ゴール。
第二次世界大戦の勝利には大きく貢献したけど、フランスの大統領としての評価は賛否両論らしい。

カナダ
ケベック以外のカナダでもあまり評価されてないよ。
Vive le Québec libre!自由なケベック万歳!
ロシア
話は逸れるけど、日本がこんなに多くのアメリカ文化を好むのはちょっと不思議だよね。
両国の過去の…その、あまり良くない歴史を考えると。
アメリカ
まあ…その点で俺たちも聖人じゃなかったしね。
日本とアメリカは長い時間をかけて関係を再構築してきたんだ。
日本
日本にとっては、極めて寛大に扱われたって見えたんだと思う。
しかも、日本文化や歴史的建造物は破壊されずに再建されたからね。
アメリカは日本を以前よりも良くなるように整えた一方で、アジアの他の地域は共産主義の拡大で戦争に巻き込まれしまった。
アメリカ
俺たちに桜をくれたしね。
いい関係だよ。
以上、アメリカ人「自分の国では英雄扱いされてるけど、母国だと物議を醸す外国人って誰?」への海外の反応でした。
同じ人物でも、見る角度や背景によって評価がまったく異なるのは興味深いですね。



コメント
戦国から江戸にかけて日本に来た外国人はしばしば春画を持ち帰り帰国後に失脚してるね